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令和ロマンくるま語る、賞レースと寄席の決定的差 「ネタのクオリティ」よりお客さんとのマッチ度

東洋経済オンライン / 2024年12月24日 9時30分

情報源がちゃんとテレビなので、ニュースで毎日飛び交ってる「大谷翔平」とか「藤井総太」とかで関心をゲットできる。あとカラオケに手拍子を打つ文化が染みついており、歌ネタをやると自動的に拍手がもらえてラッキー。ラッキーとか言っちゃってる時点でだいぶ苦戦してるのが分かるだろう?

地域によっては伝わらないパロディも

ここまでが年齢による「縦の変化」で、ここに地域による「横の変化」が加わっていく。

基本的に都心に近ければ近いほど、お笑いファンもアクセスしやすいので「寄席味」は薄まる。郊外だと年齢層も高めに、またファミリー層も増加する傾向にあるのでより二世代で分かる題材を選べればベター。

地域によっては放送されているテレビ局の数も少なかったりするので、それによって伝わらないパロディも発生。僕らも「ハモネプ」や「SASUKE」などをモジるネタをやる前にその県のネット局を確認する。番組に加えてCMも違うし、チェーン店とかも気にしなきゃリスト。

何も考えず「びっくりドンキーのメニューか!」と言ってびっくりするくらいスベったことがある。SuicaとICOCA、阪神と巨人、いや巨人は別にウケないんだよ東京で。もう本当、寄席のお客さんったら縦横無尽!

令和ロマン・髙比良くるま:お笑い芸人

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