1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

ハイエース×ライオン・キング、異色コラボの訳 ディズニーの世界観に浸れるキャンピングカー

東洋経済オンライン / 2024年12月25日 13時0分

ちなみに展示車両の外装には、前後バンパーのスキッドバー、ルーフラックやサイドラダー、ブロックパターンのオフロードタイヤなど、さまざまなオプションパーツを装備。これらの装着により、アウトドア感や個性をさらにアップした外観とすることが可能だ。

ライオン・キングキャンピングカーの内装

一方の内装。とくに目を惹くのは、室内中央にあるソファなどに使われているファブリックの柄だ。ライオン・キングらしいワイルドさやアフリカらしさを演出したという幾何学アートの柄は、プリントではなく、「尾州織(びしゅうおり)」の生地を採用。

これは、トイファクトリーのお膝元である岐阜県の西濃エリアや、愛知県の一宮市などを中心とする「尾州」地方の伝統的織物で、国産の高品質生地として知られているものだ。柄の色味には、緑が草木、青が水、ベージュが土、そしてオレンジや黄色が太陽の光を意味し、これらにより自然の豊かさと強さを表現したという。

なお、この柄は、運転席のセンターコンソールトレイにも配されているが、そこには、大人になった主人公のシンバと、幼なじみの女の子ナラのイラストを挿入。これは、ファミリー向けモデルながら、運転席は「大人の空間(クルマの運転は、大人にならないとできないという意味)」であることを表現するためのギミックなのだという。

また、ファブリックでは、ほかにも常設リアベッドにオレンジカラーを採用。これは、太陽の光を浴びてオレンジ色に輝くアフリカの大地を表現したものだ。なお、この生地も尾州織を使っており、糸段階で染色する先染めモール糸を使用することで、高級かつ立体感のある質感を楽しめるという。

オリジナルの柄を施したアイテムとしては、フロアカーペットも遊び心が満載だ。グリーンをベースにライオンの子ども風シルエットなどを挿入。加えて、シンバ(主人公)、ティモン(ミーアキャット)、プンバァ(イボイノシシ)、ザズー(サイチョウ)といったキャラクターたちの足跡をいたるところに施している。これは、キャンピングカーの室内を、人気のキャラクターたちが、楽しく歌いながら走りまわっているイメージを表現したもの。しかも、これら足跡もプリントではなく、凹凸のある織り込み刺繍で表現。高い質感と楽しい雰囲気を同時に味わえる逸品だ。

家具類についてもコラボ感が満載

家具類でも、各部にこだわりのデザインなどを採用する。まず、キッチン家具には、窓側とのパーティションとなる部分に、地平線の山並み風景を表現したデザインを採用。しかも、山の部分には4つの凹みを設け、そこに黄色やオレンジ、赤などのアクリルを挿入。これらに窓から光が差すと、まるで太陽が山の頂上から昇り、周辺が鮮やかな朝焼けとなるような雰囲気を表現した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください