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年末年始は「寒さを覚悟」どれくらい気温が低いか 日本海側を中心に雪が多く降り交通への影響も

東洋経済オンライン / 2024年12月25日 8時0分

もちろん、雪道や凍っている道路を走る場合、ノーマルタイヤはスリップしやすくたいへん危険です。前もって、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を装着し、タイヤチェーンを携行するようにしましょう。

雪が溶けたり雨が降ったりした後、夜間から明け方にかけて冷え込むと、路面が凍結して滑りやすくなります。一見すると黒く濡れた路面のように見えるのに、実は凍結している「ブラックアイスバーン」は、見分けにくいためスリップ事故が発生しやすいです。

夜間や明け方に走るとき、日陰を走るときなどは、「滑るかもしれない」という意識で、急発進・急ブレーキ・急ハンドルなど「急」を避ける運転を心がけてください。

車にも防災グッズを備えると安心

最後に車の立ち往生についてです。

2024年1月には、大雪によって名神高速道路の岐阜県関ヶ原インターチェンジ〜滋賀県堺付近で、最大1200台の大規模な立ち往生が発生し、解消するまでに19時間かかりました。

大雪による立ち往生は、毎年のようにニュースになります。もしものときのために、非常食や携帯トイレなどの防災グッズを車に積んでおくと安心です。

事前に備えておくことにより、安心安全に、良い年末年始をお過ごしください。

久保井 朝美:キャスター、気象予報士、防災士

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