1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

周りが「気にならなくなる」"自分を生きる"練習 人間関係がよくなる"話し方""聞き方"のコツ

東洋経済オンライン / 2024年12月26日 11時30分

ときには、ありのままの自分をさらけだす時間を持つことです。

仮面をかぶらない方がいい

「明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう)」という禅語があります。

すべてが隠すところがなく、明らかに現れている、という意味です。

思えば「自然」とはまさにそのようなものです。野山に生きる動物たちは、あるがままの姿で、そこに生きています。

人間もそのように、ありのままの姿で生きたらいいのです。

おそらく、私たちが仮面をかぶるのは「いい人」と思われたいからではないでしょうか。

悪く思われたくない、人間関係のストレスを回避したい。そう考える人が性別や年齢を問わず増えている印象があります。

確かに、仮面があることで避けられるストレスは少なくないと思います。ですから、私も、仮面をすべて捨てよと申し上げるつもりはありません。

ですが、いい人の仮面をかぶっていると、いよいよ自分の露(ありのままの姿)が出せなくなります。

素直な感情が出せないのですから、心は死んだも同然。

また相手の顔色をうかがうばかりで、他人にとって「都合のいい」人になってしまっては、自分自身の人生を生きることができません。

人間関係のストレスを回避しようとするあまり、別のストレスを抱え込むことになるのです。

「それで人に好かれるなら構わない。何事もなく過ごせるなら、それでいい」と、繊細なあなたは言うかもしれません。

しかし、仮面をかぶるということは、相手次第で態度を変えるということ。そんな人が本当に愛され、信用され、いい人間関係を築けるでしょうか?

少しずつで結構です。

「いい人」の仮面を脱ぎ、ありのままの自分を生きる練習をはじめましょう。

学校や会社では露になれないというなら、家族を前にしたときだけでも心を開いてみてはどうでしょうか。

長い間寝食を共にしながら、隠そうとしても隠しきれないものがある、それが家族というものです。

大切なのは、10人に対し10の仮面を用意するのではなく、本来の自分1人で10人と付き合うことです。

それは「相手の気持ちを考えず、好き勝手に話せばいい」という態度では全くありません。

・「私はこういう人なんです」

・「〇〇は苦手です。でも、〇〇は得意です」

等々、自分がどういう人なのかを明らかにしながら、周囲と良好な関係を築く努力を続けること。

誰かに生かされ誰かを生かす関係のなかで、自分と他人を大切にすること。

それができれば「いい人」の仮面などいりません。ありのままのあなたが輝くのです。

ただ聞く、何度も聞く

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください