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緊張する場で平常心が保てる人・保てない人の差 焦る・不安な気持ちになるときの「心の仕組み」

東洋経済オンライン / 2024年12月27日 15時30分

人の考え方には、「文系思考」と「理系思考」の2種類があります。文系思考とは、人間関係やコミュニケーションを重視して、言葉の意味を深くとらえ、物ごとの背景や感情的な部分にも目を向ける考え方を指します。

一方の理系思考とは、データやエビデンス(客観的な根拠)を重視して、論理的に筋道をハッキリさせる考え方のことをいいます。私は文系の人よりも理系の人の方が不安になったり、焦ったりすることが少ない傾向にある……と考えています。

その理由は、理系の人には、「実験は失敗するものだ」という考え方が前提があり、いくら失敗を重ねても、最後に成功すればいい……という発想ができるからです。

例えば、ロケットの発射実験に失敗した映像がテレビで放送されると、理系の人は、「成功に向かって歩みを進めている段階だな」と解釈しますが、放送では「日本がまた失敗した」という深刻なトーンの扱いになります。

これはテレビ局のスタッフの大半が、私立文系出身者であることが関係しているように思われます。

理系と文系という区分けに明確なエビデンスがあるわけではなく、あくまでも性格的にどちらかの傾向が強いか……ということですが、文系思考の人よりも理系思考の人の方が、失敗やアクシデントに対する「耐性」があるといえます。

和田 秀樹:精神科医

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