ソニーも任天堂に感謝「2024年ベストゲーム」とは 当初5000本も売れなかったゲームが2024年のベストになった理由
東洋経済オンライン / 2024年12月28日 9時30分
2024年12月13日(日本時間)に「The Game Awards 2024」が開催された。これは北米で開催されたビデオゲームの表彰式で、さまざまなゲームが新たにお披露目されるほか、その年で最も優れたゲームを決めるゲーム・オブ・ザ・イヤーの発表も行われる。
【写真で見る】ゲーム・オブ・ザ・イヤー授賞式に登壇したアストロボット開発陣、Team ASOBIのメンバー。任天堂のことを話す際には「本当は話すつもりはなかったんだけど」と前置きをした。
ゲーム・オブ・ザ・イヤーを定めて表彰する行為自体はさまざまな場所で行われているが、そのなかで最も権威を持つのがThe Game Awardsだろう。2024年はPlayStation 5向けソフト『アストロボット』が受賞した。
しかし、このシリーズ作品は最初から絶好調というわけではなかった。シリーズ最初の作品は、日本ではなんと初週4963本しか売れなかったのだから。
PlayStation VRゲームとして登場するも跳ねず
このシリーズはソニー・インタラクティブエンタテインメント内の組織「Team ASOBI」が開発したタイトルだ。最初はPlayStation VR向けの作品『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』として2018年にリリースされた。
ジャンルとしては初代から最新作まで変わらず、いわゆる3Dアクションゲーム。主人公の「アストロ」を操作して、仲間たちを助けながらゴールを目指していく内容だ。
最初の作品はPlayStation VR向けなので、当然ながらVRヘッドセットを装着する必要がある。コントローラーでキャラクターを動かすだけでなく、頭を動かしたり周囲を見回しながら冒険をする必要があった。
前述のように日本ではあまり注目されておらず、売り上げも芳しいものではなかった。ただ、ゲーム好きからは高く評価されていたし、かくいう筆者も楽しく遊んでいた。
しかしながらいくつかネックがあった。ひとつはVR専用なこと。VRゲームの問題のひとつに、「遊んでいる人は楽しいがそれが周囲に伝わりづらい」ところがある。
『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』はシリーズ最初の作品だったので知名度もなく、おもしろかったとしても他人に伝わりづらい。しかもこのシリーズは多くの年齢層が遊べるようなゲームになっているのだが、そもそも幼い子供はVRゲームを遊ぶのは推奨されないのである。
この記事に関連するニュース
-
年末年始にプレイしたい! 2024年発売の「Nintendo Switchの神ゲー」3選
マグミクス / 2024年12月28日 9時25分
-
アップル、ソニーと「Vision Pro」向けVRコントローラー対応で提携か
ASCII.jp / 2024年12月21日 20時0分
-
【TGA2024】「ゲーム・オブ・ザ・イヤー 2024」、『アストロボット』に決定
マイナビニュース / 2024年12月13日 13時53分
-
「PlayStation」×「EDWIN」30周年記念コレクションが予約受付中!『Ghost of Tsushima』など3タイトルをデザイン
インサイド / 2024年12月10日 11時40分
-
【ゲームアワード2024特集】GOTYノミネート作6選!注目の『黒神話:悟空』やアトラス最新作など栄冠はどのタイトルに
インサイド / 2024年12月8日 11時30分
ランキング
-
1イオン、パート時給7%引き上げへ…平均時給は1250円ほどに
読売新聞 / 2024年12月30日 19時32分
-
2通販大手ベルーナのおせち、1万5000世帯分配送遅れ…物流管理ミスで元日までに届かない可能性
読売新聞 / 2024年12月30日 18時14分
-
3「キャンギャル」に時代の波、東レとユニチカが今年末で廃止…山口智子さん「私の人生の宝物です」
読売新聞 / 2024年12月30日 22時21分
-
4急拡大中のスキマバイト、職場では「スキマさん」 条件や環境の悪さに上がる悲鳴「インフルでも出ろって、やばい」「闇バイトよりはマシ」
NEWSポストセブン / 2024年12月30日 16時15分
-
5年越しのお札、124兆円=2年連続減―日銀
時事通信 / 2024年12月30日 20時35分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください