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年末年始こそ危険「強盗が敬遠する家」10の防犯策 帰省や旅行の前に「今すぐ対策すべきこと」

東洋経済オンライン / 2024年12月29日 9時0分

5. 家の構造が入りやすい作りである(ドアや窓が多い)

6. 玄関の鍵が古い・ドアの立て付けが悪いなどで、防犯性が低い印象がある

7. 高級車がつねに駐車されている

8. 家族構成がわかりやすいものが目につきやすい場所にある(洗濯物など)

9. 住人が高齢者や一人暮らしだと周囲に知られている

10. 近隣との交流が少ない

進入経路や死角が多くなる戸建ての危険性がよく指摘されているが、マンションのような集合住宅であっても安全とはいえない時代になった。

一般には集合住宅では1階が危険といわれているが、上の階であっても、バルコニーや屋上から侵入することが可能だ。実際に、2021年に大阪府大東市のマンションで、3階に住む女子大学生が直下の2階に住んでいた男に刺殺される事件も起こっている。男ははしごを使って2階から侵入したとみられる。

自宅はもちろんのこと、久しぶりに帰省した実家についても、上記の観点でいま一度よく点検してみてほしい(詳細は、以前の記事を参照)。

防犯のための強化が必要であれば、家族が集まるこの時期は、防犯リフォームや防犯ツールの購入などを相談する絶好の機会だ。

では実際に、実家や自宅のどの部分をチェックすればいいだろうか。

筆者の考える、以下の「10の防犯チェックリスト」を参考にしていただきたい。

【年末年始に確認したい「10の防犯チェックリスト」】

1. 普段から窓や玄関を施錠しているか

2. 防犯カメラやセンサーライトを設置しているか。している場合はその作動状態

3. 植栽の状態は良好か

4. 郵便物や新聞が溜まっていないか

5. 換気扇や通気口に防犯対策をしているか

6. 外から見える場所に貴重品を置いていないか

7. 家の周りを整理整頓しているか

8. 家の周りに「防犯カメラ作動中」のシールなどを貼っているか

9. 災害時の防犯対策は万全か

10. 普段から近隣住民とあいさつを交わしているか

「10の防犯チェックリスト」実際の中身

まずは、これは大前提ではあるが、すべての窓や玄関の鍵が確実に施錠されているかを確認したい。実家に帰省した際には、親に普段の施錠状況を確認し、意識が低いようなら徹底させるべきだろう。

窓ガラスを割って侵入してきた強盗のニュースをよく目にするが、統計上は「無締まり」の窓や扉からの侵入が一番多い。また、古い鍵は防犯性能が低いため交換を検討したほうがいい。

次に、家の外周や玄関に防犯カメラやセンサーライトを設置しても安心はできない。それらが正常に作動しているかを確認しよう。高騰する電気料金の節約のため、電源を切ってしまっているという家庭も見かける。それでは意味がなくなってしまう。

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