便意と尿意が転機?「徳川家康」のまさかの歴史 23年の大河ドラマ「どうする家康」も話題に
東洋経済オンライン / 2024年12月30日 17時0分
それから、お手洗いで用を足した後に、お尻を拭こうとして、紙がふわっと飛んじゃったときも「もったいない」と、おケツ丸出しでその紙を追いかけたそうです。ケチというか、なんかもう恥も外聞もないですよね。
でもそういう感性だからこそ、お金や戦力の無駄をしっかりと考える。余計な戦はせずに、敵が弱ったときに攻めて、領土を広げるという省エネ作戦が多いんです。天下を取ってからも、倹約を家訓にすることで、江戸幕府は260年も続いたわけです。倹約家・ケチも、行くところまで行くと、天下一になるのかもしれないですね。
秀吉政権の下で三河国を治めて力をつけていた家康さん。秀吉さんは、自分の本拠地である大坂の近くに家康がいることを「ちょっと怖いな」と感じていたんですね。そこで家康さんに「領地替えで江戸に行ってもらえないかな」とお願いしようと考えるわけです。
東京が生まれたまさかの背景?
ただ、今の東京は非常に栄えていますが、当時の江戸はまだまだ田舎。湿地帯みたいな本当に何もない場所だったんですね。そんな田舎に「行ってくれ」と言われても、家康さんとしては正直全く美味しい話ではない。そこで秀吉さん考えました。
どうしたら説得できるかな、と。「そうだ、やっぱ、心を開いて話すためには立ちションだ」と思いついて、家康を誘って立ちションしながら、「あの……(じょぼじょぼじょぼ)。すまないんだけども(じょぼじょぼじょぼ)。江戸行ってくんない?(じょぼじょぼじょぼ)」なんて話をしたんですね。
家康さんも、もちろん納得したわけではないんですが、「断ると後が怖いな」と思ったのかもしれません。提案を受け入れて、江戸に移って開発していったんです。その結果、後に幕府が生まれて、東京という街につながっていく。つまり、2人の立ちションがなければ、今の東京はなかったかもしれない、というわけなんです。
おかげさまポイント
生まれてから数々のピンチを切り抜けてきた徳川家康さん。ケチやヘタレという損な性格によって、逆転できたといえるのかも!?
しろっぷ じゅんぺい:お笑い芸人
須藤 公博:駿台予備学校日本史科講師
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