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ショック受けた繊細さんのための「心を守る方法」 心の中で推しに共感してもらうすごい効果

東洋経済オンライン / 2024年12月30日 12時30分

時間を巻き戻して、動機を思い出す

人間関係ではときに、思わぬショックを受けることがあります。

「仕事がつらくて、会社をやめたいと先輩に相談したら、『仕事は誰だってつらいもの』と強い口調で非難された」
「好きなユーチューバーの動画を見ていたら『くだらないことに時間を使っている』と説教された」

このようにショックなことを言われたときは「時間を巻き戻す」という技を使ってみましょう。

ステップ 1 として、自分の気持ちに目を向けます。

先ほどのやり方と同じになりますが、
「こんな人だって見抜けずに相談した自分が悪いんだ」
「とっさにその場で言い返せなかった。自分を守れなかった」
などの考えはいったん脇に置き、ショックを受けたその気持ちに共感の声をかける。

ステップ2 として、時間を巻き戻して、動機に目を向けます。



「もともと、どうしてそれをしようと思ったのか」、自分の動機に目を向けましょう。

ステップ3として、動機を言葉にして「○ ○したかった んだね」と自分に言います。



「『わかってもらえるといいな』と思ったんだね」「その人の世界観が好きなんだね」など。すると、その動機自体は全く悪いものではなかった、と気づけるのです。

ネガティブな気持ちはあっていい!

繊細さんから「ネガティブな気持ちを持つ自分を否定してしまう」というお話を聞くことがあります。

「結婚した友達をうらやましいと思ってしまう。友達なのに素直に祝えなくて、そんな自分がイヤ」

「内心、相手にダメ出ししてしまう。相手のいいところだけ見えたらいいのに、イヤなところばかり目につく」

このように「ネガティブな気持ちを持ってはいけない」と思えば思うほど、自分や相手のイヤな部分に大きく反応してしまいます。

相手に対する気持ちは「100%いいもの」じゃなくてもいいんです。ここは好きだけど、ここはキライ。こういうところは、すごいと思う。でも、こういうところは苦手。友達のことは好き。でも、やっぱりうらやましい!

こんなふうに、いろんな気持ちがあって大丈夫。ネガティブな気持ちを叩き潰したりせず、相手に対する何種類もの気持ちを、そのまま抱えていきましょう。

ネガティブな感情が出てきたら、抑え込もうとせずに「そっか。そりゃ、そうだよね」と言ってあげてください。

どんな気持ちも、自分を守ろうとして出てきてくれています。「うらやましい」「あの人キライ」など受け入れにくい気持ちであっても、試しに心の中で「そうだよね」とうなずいてあげてほしいのです。

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