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「今年こそ投資を始めたい」人に伝える大切なこと 初心者の「8つの不安・疑問」をプロが解説:後編

東洋経済オンライン / 2025年1月1日 8時10分

投資入門者の皆さんへ、投資を始める「カンタン3ステップ」をご紹介します(写真:mits/PIXTA)

「私たちはもう、『お金について考えよう』にウンザリしている」

帯にそんな惹句が書かれた異色の投資本『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』が刊行された。

筆者の桶井道氏は、「その気持ちは、間違いなく正しい」と断言する。そして「資産運用では、いつまでも『普通の人』でいることが大切」だという。

ここでは、前編に続き、いまだに投資をためらっている「普通の人」が抱く疑問や不安に、Q&A方式で答えてもらった。

「投資って危険じゃないですか?」

「お金の話にウンザリしてます」

【書籍】「1億円より、将来の安心」……そんな「普通の人」のための投資本!

「初心者が投資しても、きっとソンするんでしょう」

「投資って危険じゃないですか? 特に外国に投資するなんて怖くて想像もできません」

連載や単行本、SNSやブログなどで投資情報を発信したり、日常で知人と投資の話をしていても、そんなお声をよく聞きます。

投資に対して警戒心を抱いたままでは、前向きに投資をしようとはなれないのはごもっともです。しょっちゅうお金の話を聞かされているとウンザリしてくるお気持ちもわかります。

そこで、前編につづいて後編でも、投資入門者の皆さんが抱かれる代表的な疑問、不安にお答えします。

「投資って意外と簡単!」と思えるようになりますので、最後までお付き合いください。

Q:ソンする可能性を極力排除するには、どの投資信託を選べばいいのですか?

A:投資先として米国株(米国企業)は外せません。(1)米国のみ、(2)世界分散(新興国を含む)、(3)先進国分散、これらに投資する投資信託が鉄板の選択肢になります。

たとえば、米国のみだと、「S&P500」という米国のエース級企業500社に投資できる投資信託が最もポピュラーです。

コスト意識も持ちましょう。多くの運用会社がS&P500に連動する投資信託を出していますが、保有期間中にかかるコスト(=信託報酬)ができるだけ低い銘柄を選んでください。かつ、規模(=純資産総額)ができるだけ大きな銘柄を選びましょう。

「外国への投資」をためらう人に知ってほしいこと

Q:外国への投資とか言われても、危険な匂いがします。

A:なぜ外国への投資を危険と感じるのでしょうか。はっきりと理由が言えますか? 「なんとなく危険な臭いがする」というレベルではないでしょうか。

日本人が大好きなiPhoneは、アップルが販売しています。iPhoneでなければ、Androidでしょう。Android OSはグーグルが作りました。

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