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東大生伝授、消去法に頼らない「共通テスト」攻略法 判断に迷う問題が多数、大事なのは「勇気」

東洋経済オンライン / 2025年1月3日 7時30分

これにはかなり勇気がいると思います。「さっき選んだ問題って、本当に正しかったのかな」「2番が正解な可能性もあるよな」と、後ろ髪を引かれてしまうこともあるでしょう。

そういう意味では、僕は「判断力」というものは、言い換えると「勇気」なんだろうと思っています。自分の判断を信じる「勇気」がないと、どんどんタイムロスしてしまって、大失敗してしまうわけです。

時間がかかってしまうのは「勇気」が足りないから

勇気がなくて失敗する受験生は毎年よくいます。模試では国語180点だったのに本番で140点になってしまったとか、過去問演習で80点取れていた科目が50点になってしまったとかいう話はよく聞きます。

なぜそんなことが発生するかというと、「自分の人生の一部がかかっている入試」という本番の極限のプレッシャーの中で、「選択肢を選び切れなくなる」からだと考えられます。

いつもはあまり考えずに「これはアだろうな」と考えているような問題でも、「これって本当にアでいいのかな? これで間違えたらどうしよう」と考えてしまって、普段の2倍、3倍の時間がかかってしまうわけです。これは完全に判断力不足であり、言い換えれば「勇気が足りなくて不合格になっている」のではないかと考えられます。

受験本番が近づいてきて、いよいよ緊張が増してきたという人も多いのではないでしょうか。このタイミングでこそあえてみなさんに伝えたいのは「勇気を持ってください」ということです。自分の今までの努力を信じて、自分の決断・判断を信じ切れるだけの勇気を持つようにしましょう。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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