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2024年の婚活市場をズバリ表す「衝撃の漢字」 ルッキズム批判の一方で、整形も当たり前に

東洋経済オンライン / 2025年1月3日 8時0分

7、8年前までは、理想の相手にアイドルの名前を挙げる人はごく少数派でした。今は、アイドルを超えてアニメのキャラクターを理想として挙げる人も。

アニメのキャラクターとなると、アイドルのようなきれいな顔をはるかに超えて、目が顔の4分の1くらいあります。「それは人間ではないですよね。地上にはいませんよ」と、やんわり指摘するしかありません。

結婚相談所に入会する際、女性はすでにあちこちに注射を打ったり、目を二重にしたり鼻を細く高くしたりと、いろいろと手を加えています。1日何人も同様の女性を見ますから、パッと見てわかるようになってきました。

あまりに一般的になりすぎて、それが通常の状態のように感じられるくらいです。男性においては、20代30代の脱毛は一般化した感があります。その年齢層が徐々に広がり、また脱毛以外にも施術箇所が広がってきています。

美容医療でお肌ツヤツヤの50代男性

50代男性のAさんは、顔に若返りを目的としたさまざまな注射などを打っており、いつもツヤツヤ、パーンとハリがあります。顔だけでなく体も毎日ジムに行って鍛えていて、お腹が出ないように食生活にも気をつけ、ムキムキとした体のラインがよく見えるような服装をしています。そんな自分の姿にほれぼれしているようです。

確かにパッと見た感じは50代には見えません。資産家で経済的なゆとりがあり、それでいて腰が低くて礼儀正しく明るい性格。とはいえ、年齢が年齢なのと、離婚歴があるため婚活では不利になるかと思いました。

しかも、Aさんが相手の女性に求めるものも、やはり「顔」。自分にシワがまったくないため、40代女性とお見合いしたときは、「目尻がシワシワで気になります」とお断り。

「40代ならそれくらい当たり前ですよ」とアドバイスしましたが、鏡で自分のツルツルの顔を見慣れているせいか、相手に対してもどうしても厳しくなってしまいます。「40代以上の女性の場合、整形はメンテナンスと呼ぶ」とも豪語していました。

整形については「まったく気にしない」という男性と、「いやだ、ナチュラル美人がいい」という男性がいます。お見合いの後、「とてもきれいな方でしたが、整形したのでしょうか」と問い合わせがくることも。もちろん守秘義務があるので明かすことはありません。

シワやシミをとったり、注射で肌をふっくらさせてハリを出すといった程度なら、気にしない男性が多いでしょう。Aさんもその1人。元妻には自分の通っているクリニックを紹介してあげたそうです。男女が美容について情報交換をして、一緒に美容皮膚科に行くことも珍しくなくなりました。

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