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2024年の婚活市場をズバリ表す「衝撃の漢字」 ルッキズム批判の一方で、整形も当たり前に

東洋経済オンライン / 2025年1月3日 8時0分

そんな美意識の高いAさん。婚活ではどうなるかと思っていましたが、なんと入会から半年ほどで成婚退会。お相手は旅行が大好きな一流企業に務める40代女性。一緒に旅をしてくれる人を探しており、資産家で時間に余裕のあるAさんがぴったりでした。

ただ、当初はAさんが50代であること離婚歴があることが引っかかっていたようです。「見た感じはとても若いんですよ」と、写真を見せたら「本当だ、40代に見えます」とびっくり。迷いが吹っ切れたそうです。

Aさんのような男性が増えてきたとはいえ、私の感覚でいうと婚活中の男性の約2割程度。残り8割はやはりズボラ。美容にまったく興味がなく、眉毛、鼻毛が伸び放題。

体臭のケアすら怠っています。30代までは多少ズボラでも、毎日シャワーを浴びて服装をきちんとすれば清潔感が出ますが、40半ばを過ぎるとなかなか難しい面があります。

100キロから25キロ減量して美意識に目覚めた

外資系会社員男性のBさんは、入会当初、体重が100キロを超えていました。いつもコーラの1リットルボトルを持ち歩いていたので、「それは太る一方です。甘い飲み物はやめましょう」とアドバイス。そこから一念発起して週2回ジムに通い、甘いものを制限するダイエットを始めて、1年ほどかけて25キロ減量。顔も見違えるほど小さくなりました。

また、当社でお見合い写真を撮影する際に、メイクさんにメイクをしてもらったところ、美しく大変身した自分にほれぼれ。メイクを落としてすっぴんになったときに、改めて眉毛の薄さに気づいたようで、「ふだんはこの薄い眉毛をどうしたらいいですか」とメイクさんに相談。

「毎日眉毛を描くのが面倒だったり、汗で落ちることが気になったりするなら、皮膚の浅い部分に色素を入れるアートメイクはいかがですか」とおすすめされて、さっそく眉毛アートを入れていました。

さらに、減量したことから頬にしわとたるみが出てしまったので、ハリを出す注射も打ちました。100キロ以上の巨体で大汗をかきながらコーラを持ち歩いていたときとは別人のようです。職場でも女性社員から「Bさん、カッコよくなったよね」と言われて逆ナンされたとか。

2025年も「顔」重視の傾向が続く見込み

男性もたまたまお見合い写真撮影でメイクをすると、自分の変身ぶりに驚き美意識に目覚めることがあります。撮影後、「帰りにメンズの化粧品買って帰ります」という男性もかなり多いですね。目覚めたら、それまでズボラだった男性もガラリと変わることがあります。

人生100年時代。かつては60代にもなればもう高齢者。見た目もシワ、シミがたくさんあって当たり前とされてきました。今は、それは論外。特に婚活市場ではかなり不利になります。

美容医療などにお金をかけずとも、例えばドラッグストアで手頃な化粧品を買ってくるだけでも十分。毎日、化粧水やクリームを塗ってきちんと保湿をすれば、それまでケアしたことがない男性ならなおさら如実に変化がわかるでしょう。肌に対してこまめにメンテナンスをするという意識は、女性に好感を持たれるためには必要なことです。

食べ物にも気をつけて、糖分が高いジュースを飲まない、間食をしないといった意識を持つだけでかなり変わります。この「顔」を重視する流れは、2025年も続くとみられます。

植草 美幸:恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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