優しくして「舐められる人」「慕われる人」の境界線 「自分を犠牲にする優しさ」をふるまわなくていい
東洋経済オンライン / 2025年1月5日 11時0分
優しい人っていろんな人に優しくします。だから、そのぶんたくさんの人からポジティブなイメージを持たれます。そして、たくさんの人に返報性の原理が働くから、自分もたくさん親切にしてもらえて慕われるというわけです。
その一方で、舐められる人は優しくしてもお返しをされることが少ないです。ということは、何かが返報性の原理を邪魔しているってことですよね。その原因が「ちょうどいい範囲で優しくしていない」ということなんです。
たとえば、会社で同僚から「悪いんだけど、この仕事を手伝ってよ!」と頼まれたりすることってありますよね。ですが、実は自分の抱えている仕事も忙しくて、本当は余裕がない。
でも、断れないので引き受けてしまうことになります。自分を犠牲にして、自分の仕事は残業や、持ち帰り仕事で終わらせたりするんですね。
そして、ここからが大事なポイントです。こういうことを何度も続けていると、周りの人は「しめしめ、この人は多少ムリを言っても引き受けてくれるんだな!」と考えるようになります。
残念ですが、そう思われると自分を大切に扱ってもらえなくなります。都合よく仕事を押しつけられるのに、残業していても誰も助けてくれないという損な役割を続けることになってしまうんですね。
では舐められないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
それは「自分を犠牲にしてまで、他人に優しくしない」というマインドを持つことなんです。
●優しさは寄付と同じ。自分のできる時にできるだけの量でいい
●他人に優しくするのは、まず自分の気持ちに余裕を持ってから
同僚から仕事を頼まれたとしても、もし自分が忙しいなら「ごめん、今は手が離せないから、この仕事が片付いたら手伝うね!」と伝えていいんです。こうやって伝えると、相手は「この人はなんでもありじゃないんだな」と考えるようになるんです。
すると、相手は仕事を手伝ってもらいたい時に、「この人って今は忙しいのかな?」とこちらの都合を考慮してくれるようになるんです。相手はこちらの状況を考慮すると、「この人に時間を割いて手伝ってもらうのは価値のあることなんだ」って感じるようになります。
だから、手伝ってあげれば「忙しいのに貴重な時間を使ってくれたんだ!」と感謝される。こちらのイメージも上がり、返報性の原理が働いて、こちらが困っている時には助けてもらえるようになります。これが舐められなくなるということなんですね。
「優しくするのは、まず自分からでいい」
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