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東大生実践「試験開始5分」で合格率上げる秘訣3つ 試験の傾向が大きく変化してもあわてない方法

東洋経済オンライン / 2025年1月5日 7時50分

②解けそうな問題かを見極める

次に「解けそうな問題かどうかを見極める」分析をします。当たり前のことではありますが、「自分が解けそうにない問題」に時間をかけていても、その時間は無駄になってしまいます。テストは基本的に「点取りゲーム」ですから、効率的に点を取れば「勝ち」です。そのためにはどの問題で点が取りやすそうかを見極める必要があります。

数学の試験を考えてみましょう。たいていの試験では大問がいくつかあって、その大問をどの順番で解いてもいいことになります。模試や学校の試験であれば「小問集合」と呼ばれる簡単な問題が並んでいる大問もありますが、基本的にはどの大問も難しく作られています。

そして、すべての問題を解き切る必要はなく「大問1は半分まで解ければOK、大問3は全部解けないとダメ」というように、難易度に応じてどれくらい力を入れるか、時間をかけるかを変えていかないといけません。難しい問題に時間を使いすぎてしまって不合格になる、というパターンだってありうるのです。

ですので、最初の段階で「この問題はいけそうだ」「この問題は難しそうだから後回しだ」と考える必要があるわけです。

英語の長文問題でも同様です。「このテーマは前に読んだことがある」「この分野は全然勉強してないから解けないかもしれない」と考えて、どれから解くのか、どの問題にどれくらい時間をかけるのかを考えます。

具体的には、試験問題に「3つのマーク」をしていくことをおすすめしています。

○ 解けそうなので優先して解きたい問題

× 難しそうor傾向変化の問題なので後回しにした方がいい問題

▲ 解けそうだが時間がかかりそうな問題、解けるかどうかわからない問題

この3パターンでマークをしていきます。▲は、○と×以外と考えてもらえればいいと思います。1つ補足すると、「解けそうだが時間がかかりそうな問題」も分析して▲にしておく必要があります。

試験において、「時間をかければ解けるけれど、煩雑で時間がかかるのが目に見えている問題」も多いです。数学であれば数列や確率はいくらでもややこしくできてしまいますから、計算過程自体はわかっても答えを導くのは難しい問題もあるものです。

練習と違うことを本番ではしてはいけない

③どういう順番で解くのかを考える

傾向変化と難易度を見極めたので、あとは解く順番を考えていきます。

基本的には解ける問題から解いて、賢く点を稼いでいくのがいちばんです。なので「○→▲→×」の問題の順で解いていくことをおすすめしますが、ここで気をつけるべきなのは「練習と違うことは極力しないこと」です。

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