終売決定「アウトバック」は誰が買っていたか? スバル車オーナー分析で見えた最上級の価値
東洋経済オンライン / 2025年1月6日 13時0分
では、他車と比較検討した人たちは、具体的にどのメーカーのどんな車種と比較したのだろうか。まずはメーカー別の結果から見ていこう。
こちらも、先ほど示した「前有車」と同様にスバル率が高い。スバル車を購入することを前提としながら、スバル車同士で悩み、検討した様子が見て取れる。
次に車種別での比較状況も見てみよう。アウトバックと比較検討されたのは1位:フォレスター、2位:レヴォーグで、3位にトヨタ「ハリアー」が入ってくる。スバル車にこだわらないSUV検討層にとって、アウトバックのライバルはハリアーとなるようだ。
一方、アウトドアテイストの強い「フォレスター」は、都会的なハリアーではなくやはりアウトドア色の強い「RAV4」と比較されている。SUVは車種が多く、サイズだけでなく個性も多様化しているので、ニーズが細分化しているわけだ。
レヴォーグから派生したレイバックの比較検討第1位はレヴォーグであったが、XVから名称変更されたクロストレックは、スバル車ではなくトヨタ「カローラクロス」が1位。また、3位にホンダ「ヴェゼル」が入っていることからも、SUV市場の競争の激しさがうかがえる。
購入時の重視項目、各車のイメージは?
それでは、購入時に考えていたことにも着目してみよう。次に示すのは「購入時の重視項目」の結果だ。
アウトバックは明確に特徴が出ており、「室内全体の広さ」「荷室の大きさ」といったボディサイズがもたらす価値そのものが、強く重視されている。
加えて「乗り心地の良さ」「内装デザイン」「品質・仕上げの良さ」といった内面的な価値、質的な価値のスコアも高い。スバルのフラッグシップとしての側面もあるアウトバックだけに、求められるレベルも高いのだろう。
そして注目すべきは「メーカー」「車名や車が持つ雰囲気」が、ほかのスバル車より高い点である。
これも、フラッグシップモデルとして、スバルブランドを牽引していることを示していると見える。ゆえにアウトバックが終売することで、日本市場においてスバル全体のブランド力が低下しないかは懸念点だ。
では、スバル各車を購入した人たちは、そのクルマについてどのようなイメージを抱いているのだろうか。
次の「あてはまるイメージ」は、アウトバックを購入した人はアウトバックについて、フォレスターを購入した人はフォレスターについてのイメージを、それぞれ回答した結果である。
アウトバック購入者の回答で目立つのは、「高級」「アウトドア・自然」「高性能」だ。
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