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JR西日本だから?鉄分多め「最高峰ホテル」の内側 マリオットと組む「唯一無二」、大阪駅直結と…

東洋経済オンライン / 2025年1月7日 6時30分

ホテル正面玄関 大阪駅直結JPタワー大阪の1、7、29〜38階がホテルになっている(写真:村上悠太)

今、大阪駅周辺の話題が熱い。2023年3月18日に開業した大阪駅・うめきたエリアにより、関西空港・和歌山方面からの特急が大阪駅に停車するようになったほか、旧梅田貨物駅跡地に出現した広大な芝生広場「グラングリーン大阪」の先行開業など、急ピッチで街の姿を変えてゆく。

【写真を見る】ホテルの通路には鉄道の電線などを支えた「碍子」のオブジェ。フロントは昔の改札、壁面は山陽新幹線のダイヤグラムがモチーフ?あの懐かしの「紙コップ」も

最もラグジュアリーなホテル

そんな中、JR西日本グループで最もラグジュアリーなホテル「大阪ステーションホテル オートグラフコレクション(THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection)」が同エリアにオープンした。

【写真を見る】ホテルの通路には鉄道の電線などを支えた「碍子」のオブジェ。フロントは昔の改札、壁面は山陽新幹線のダイヤグラムがモチーフ?あの懐かしの「紙コップ」も

このホテルを手がけるのはジェイアール西日本ホテル開発で、JR西日本エリアの主幹駅周辺を中心に、レストランやバー、婚礼などにも対応する「グランヴィア」、宿泊特化型ながらレジャー利用も意識した「ヴィスキオ」などのホテルブランドを展開している。

今回、同社初の試みとして、外資系ホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルと提携。数あるマリオットブランドの中から、その土地の風土や歴史などをテーマにした個性的なホテルがラインナップする、「オートグラフコレクション」ブランドに参画した。国内では5例目で大阪では初のブランド。「このブランドを掲げるには“唯一無二”であることが必須で、JRグループである我々は、やはり“駅と鉄道”というものがそれにあたると考えました」と佐藤伸二総支配人が話す。

そもそも、自社でもハイクラスホテルであるグランヴィアを展開する中、あえて外資系と提携したのはなぜなのか。

「これまでホテルグランヴィア京都を筆頭に、高級ブランドホテルを手がけてきましたが、さらなるラグジュアリーを目指すことで、ブランド全体の底上げを図りたいという思いがありました。最高峰のラグジュアリーを目指す上で、単なる高級化ではなく、個性を出せるオートグラフコレクションというのは魅力的でした」(佐藤氏)

1997年に開業したホテルグランヴィア京都は、JR西日本が100%出資しグランヴィアブランドの中でも旗艦店と言える存在であり、佐藤氏も総支配人を務めた。「周囲に外資系のホテルが増えていく中、自分たちの“ラグジュアリー”は、価格帯を含めてまだ足りないと痛感した。顧客ニーズももう少し高いところにある実情もありながら、新しいノウハウを取り入れたいという思いから今回の提携につながった」。

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