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「意志の強い人」ほどやっている目標設定の工夫 「面倒臭い」「やる気が出ない」を乗り越える

東洋経済オンライン / 2025年1月8日 17時0分

小さな目標を達成できれば自信につながります。仮に失敗しても、それを「学び」と捉え直すことで、さらに自分たちが成長する糧にできるからです。

「小さな目標」の積み重ねこそ、成功への最短ルート

ところで、「信念を持って大きな目標を成し遂げる。そのために目標を小さく分割する」というテーマにおいて、勇気づけられる映画があります。『ショーシャンクの空に』という映画史に残る傑作です。

無実の罪で投獄された主人公が、綿密な計画と毎日の少しの行動を数十年かけて積み上げ、刑務所仲間と信頼関係を築き、友人の人生も救いつつ、見事に脱獄に成功する――という話です。

「自分は無実である、自由になりたい」という大きな目標と、そのために日々何を行えばいいのかという「小分け」の目標を持つことで、数十年という長い間、モチベーションを保つことができたのだと思います。

あきらめそうになったり、挫けそうになったりしたときにはモチベーションが上がる作品ですので、ぜひご覧になってみてください。

小さな目標といえば、その日1日の自分の行動も含みます。たとえば、次のようなことです。

□お客さまや仲間との約束を守ること。
□自分との約束(自分で決めたこと)を守ること。
□上司や部下とのコミュニケーションから逃げないこと。
□見えないところでも手を抜かないこと。

当たり前のことのようでも、このようなことをきちんとできている人は、意外と少ないものです。

小さな目標達成の積み重ねが、大きな目標への最短ルートです。こうした小さな目標をクリアしたら、自分で自分をほめてあげてください。

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

こうした1つ1つの小さな目標をおろそかにせず、クリアし続けている人は、心の中では実は葛藤していることも多いのです。しかし、周りの人はその人の内面までは見えないので、「あの人はとても意志の強い人だ」という評価になります。

「毎朝5時30分の出社」を目標にしている社長

私の知人のある社長さんは、毎朝5時30分には出社しているそうです。

その会社の定時は午前9時ですから、スタッフが出社してくるのは、早くても8時30分頃です。しかしその社長さんは、病気で入院したとき以外は、このルーティンを数十年にわたって守っています。

それぞれ会社の事情は異なるので、その行動が正しいとも、またみんなが真似すべきとも言えませんが、その社長さんが自分で決めたルールを守っていることは、無条件に素晴らしいと思います。

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