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ホンダ「シビック」がマイチェンして人気化した訳 新設定のMT専用「RS」のマニアックな世界観

東洋経済オンライン / 2025年1月9日 12時0分

RSの話ばかりしてしまったが、シビック自体の改良もツボを突いている。まず、2モーターハイブリッドのe:HEVは従来の1グレードから、より幅広いユーザーにアピールするべくLXとEXの2本立てになった。明るいグレーの内装が追加されたのも嬉しい。

装備の面ではGoogleの搭載がトピックだ。シビックが初搭載ではないが、地図、アプリなどを利用できるのはもちろん、音声操作によってナビゲーションやオーディオ操作、更に温度調整など車内の機能操作も行なえるようになったのは大きい。特に目的地設定などは音声で行き先を言うだけで済んで煩わしさがなく、若干大げさに言えば、クルマでの移動体験そのものの変革だなと感じたほどである。

まさしく、かつては国内市場からの撤退も余儀なくされたシビックの復権と言っていいだろう。私としては、同い年の仲間が再び元気になってきたということでもあり、何とも嬉しいのだ。

島下 泰久:モータージャーナリスト

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