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年会費3〜5万円のクレカ「じわり人気」の納得理由 高額年会費のカードを選ぶ人が増えている背景

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時30分

昨今ではポイント経済圏を意識した買物疲れがささやかれているが、むしろマトをひとつに絞り、ドコモ経済圏にどっぷり身を投じてみることで、大いに得できるというわけだ。なお最大限に得をするためには、対象となる通信プランを利用したり、年間400万円程度の買物をするなど、さまざまな条件がある。入会を検討する場合は、その条件をしっかり吟味したい。

20代に響くプレミアム体験を提供する

スタンダードのカードでも年会費が1万3200円(月会費1100円×12カ月)というアメリカン・エキスプレスでは、グローバルのカード全体の新規会員の60%以上がZ世代やミレニアル世代と、若年層から注目されている。「日本も同じ傾向で20代の新規会員が増えている」と、同社の広報担当者は言う。

2024年2月20日に登場した「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード」でも、20~30代の申し込みがかなりの割合を占めるそう。このカードの年会費は3万9600円だ。

「プレミアムな体験やバリューへのニーズが非常に強いと実感している。その一方でポイントもしっかり貯めてお得に活用したいというニーズにも応えられているところが評価されていると感じている」と前出の広報担当者。

ポイントは通常1%付与だが、AmazonやYahoo!ショッピング、ヨドバシカメラなどの対象加盟店では3%付与にアップする。

トラベル特典として注目されているのが、年間200万円以上のカード利用で、国内のプレミアムホテルに2名1泊無料で宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」だ。「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」のホテル予約で利用できる、1万円分のトラベルクレジットも提供される。

そのほか、年2回まで無料で空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」、2名以上のコース利用で1名分が無料になる「ゴールド・ダイニングby招待日和」、20%のキャッシュバック(年間最大1万円)が受けられる「ポケットコンシェルジュダイニング」など、さまざまなトラベル、ダイニング特典を用意する。

中でもカード会員限定のイベントやサービスが好評で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや清水寺での貸し切りイベント、予約の取れないレストランのシェフを招いてのダイニングイベント、海外アーティストのライブチケットの先行販売などと多彩。

2024年夏には「Fuji Rock」のチケットが当たるキャンペーンを実施した。会場では会員向けに30%キャッシュバックを行い、若年層から多くの反響が得られたそう。

完全招待制の「Black Diamond」

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