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諦めるな受験生「実は1月こそ成績が伸びる」根拠 E判定から逆転合格は可能!ただしNG行為も

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 11時0分

仮にこれを「本番(第1志望の入試)のための練習」だと定義するのであれば、こんなに緊張感のある練習はほかにありません。第2志望以下の入試は(人によっては共通テストも)、本番と一番近い練習になるのです。入試問題を本気で解く経験をする中で、今までにないほど成績が上がっていく人も多いわけです。これが「受験期にこそ学力が伸びる」理由です。

「見直し」をしないと意味がない

しかし残念ながら、その練習を無為にしてしまう受験生も多くいます。それは、「見直しをしない受験生」です。

例えば共通テストが終わってから、ほぼすべての受験生が採点をします。しかし、採点するだけで、模試や過去問のように「なぜこの問題を間違えてしまったんだろう?」「ここの問題、難しかったけど、どうやって考えたらよかったんだろう?」と考える人はほとんどいません。

これは第2志望の入試に関しても同様で、下手をすると採点すらせずに次の試験の過去問を解くという人もいるくらいです。それはとても「もったいない行為」だと言えます。

ぜひ、自分が受けた試験を振り返るようにしましょう。採点をしたり、どこで自分が時間を使ってしまっていたのかを確認したり、ケアレスミスがなかったかを確認します。過去問演習でやっているのと同じように、復習をするのです。

もちろん、「不合格になっているかもしれないから不安だ」とか「採点して間違いを見つけたら、すごくマイナスな気持ちになるから嫌だ」とか、そういう気持ちはよくわかります。でも、これは自分の弱点と向き合う最後のチャンスです。

何か間違って覚えていることや忘れてしまっていることがあったとして、ここで向き合わなければ、第1志望の入試でまた同じ間違いをしてしまう可能性はとても高いです。ここで見たくないものを見ることができるか、向き合えるかどうかが、合否を分けるかもしれないわけです。

実際、大学入試において「問題被り」は意外と多いです。共通テストで出題されていた問題が別の大学の問題で出たとか、この大学の入試で出題されていたテーマが別の大学でも選ばれていたとか、そういうことはよくあります。

大学入試はその時期のトレンドに合わせて問題を作る傾向があるため、偶然ではなく必然的に問題が被ることがあるわけです(例えば2023~2024年の入試ではコロナに関するテーマの文章が国語の評論文で多かった、など)。受けた大学の入試問題をしっかりと復習することで、別の大学の入試に対応できるようになるというのは、珍しい話ではないのです。

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