映画「はたらく細胞」が"和歌山"で撮影されたナゼ ロケ地の人工島に「驚くような光景」が広がっていた
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 10時0分
年末年始、興行収入ランキング4週連続1位を達成した、映画『はたらく細胞』。
【写真】地方都市に「まるでヨーロッパ」! 芦田愛菜の“体内”ロケ地の全貌
原作は清水茜さんによる漫画で、その後アニメ化、舞台化もされた作品です。体内で活躍する細胞たちが擬人化され、病気や細菌などの外敵に立ち向かうという奇想天外な物語がくり広げられます。
『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』、そして『翔んで埼玉』など、漫画原作の実写化に取り組んできた武内英樹監督の手により、満を持して実写映画化されました。
人間の身体にある37兆個もの細胞の擬人化作品ということで、武内監督自身、「これまで取り組んできた実写化のコンテンツのどれよりも難しかった」と振り返っている本作。
それぞれの細胞のキャラクターが、斬新かつ詳細に描かれただけでなく、時折挟まれる、原作にはなかったヒトの「外」のドラマも素晴らしく、その世界観に思わず引き込まれました。
【写真を見る】地方都市に「まるでヨーロッパ」! 芦田愛菜の“体内”ロケ地の全貌
実は日本で撮影された「ヨーロッパのような街並み」
そして、もう1つ、筆者がこの映画を観て感動したのは、何といってもそのロケ地です。
外の「ヒト」界の主役である、芦田愛菜さん演じる「日胡(ニコ)」の体内が、ヨーロッパ風の街になっています。
細胞たちが忙しく体内ではたらく日常が、その架空の街を舞台に見事に描かれ、そして喜怒哀楽などの感情とともに、あるときは街全体が盛り上がり、またあるときは荒廃して暗く沈んだりします。
こうした細胞に起こる「ドラマ」がくり広げられる場所として、ヨーロッパ風の街が選ばれたあたり、その斬新なアイデアには恐れ入りました。
そして、その「ヨーロッパ風の街」のロケ地に最適な場所が、和歌山に存在していました。和歌山市南部、「和歌山マリーナシティ」内にある「ポルトヨーロッパ」が、「体内」のメインロケ地の1つとして採用されたのです。
「ポルトヨーロッパ」は、JRきのくに線の海南駅から車で15分ほどのところにある、人工島に作られたテーマパークです。
その名の通り、ヨーロッパ風の街並みが見どころで、フランス、イタリア、スペインを模した街が本格的に再現されています。
「プラース・ヨーロッパ」と称する噴水を中心に、フランス風の街並みが広がっており、その隣にはイタリアの港町「ポルトフィーノ」を模したエリア、そしてスペインのカナリア諸島にある古城を模した「カスティーヨ・デル・マール」がそびえています。
この記事に関連するニュース
-
【大人気】「はたらく細胞」肛門シーンの撮影秘話&メイキング写真を独占入手 出す・出さないの攻防戦に爆笑
映画.com / 2024年12月27日 16時0分
-
【何観る週末シネマ】実写化を成功に導いてきた武内英樹監督が漫画原作映画の良さを再定義『はたらく細胞』
エンタメNEXT / 2024年12月24日 17時0分
-
佐藤健、芦田愛菜の成長に「大人になられて…」泣きの芝居のアプローチが変化
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月23日 20時39分
-
実写『はたらく細胞』さっそくの評価は? 「まさかの泣かされる改変」「キャスティング天才」
マグミクス / 2024年12月14日 8時35分
-
芦田愛菜&永野芽郁が初共演を振り返る まさかの役どころに佐藤健が苦笑い「それ本当にやったの?」
ORICON NEWS / 2024年12月13日 19時31分
ランキング
-
1睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月11日 18時52分
-
2「4種類のマグロ」、どれが“値段が高い”か分かりますか?プロに聞く「マグロ」の見分け方
日刊SPA! / 2025年1月11日 15時54分
-
3だからNHKは「女性の全裸遺体」をあえて映した…大河のお約束を破壊する「べらぼう」は傑作になる予感しかない
プレジデントオンライン / 2025年1月12日 8時15分
-
4日本プロ野球とMLBで広がる「経済格差」の残酷 メジャーリーガーになれば悠々自適ではない
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時0分
-
5原宿「意識高い系フードコート」で出会う未知の味 東急「ハラカド」は若者の楽園、だが意外にも…
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください