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駅弁の甲子園で「1日6000個」売れる弁当の中身 全国の有名駅弁を抑え販売個数は「50年連続1位」

東洋経済オンライン / 2025年1月13日 9時0分

他にも函館本線では、長万部駅「かにめし」、大沼公園駅「大沼だんご」などもホーム上での立ち売り販売が知られていた。

しかし森駅に急行列車が停車しなくなったことで「いかめし」の売り上げは減少。危機を迎える中、当時の阿部商店は早めに「全国の百貨店での実演販売」に活路を見出した。いまや「いかめし」実演販売は、京王百貨店だけでなく松坂屋名古屋店、鶴屋百貨店(熊本県)など、各地で秋から春にかけて毎年のように開催されている。

近年はアメリカ・ニュージャージー、サンノゼなどで開催された北海道物産展でも実演販売の実績があり、各地を飛び回る女性たちは「きょうは九州、来週は東京、北海道に帰ってからアメリカ」など凄まじいスケジュールで動くことも。現在の「いかめし阿部商店」は売り上げの9割以上を各地の実演販売で稼いでいるという。

現社長はフリーアナ

創業117年となる2020年5月、「いかめし阿部商店」は3代目の今井麻椰社長に交代した(創業時は「阿部弁当店」)。

麻椰社長はバスケットボール・Bリーグのレポーターを社長業と並行して務めるなど、フリーアナウンサーとしても活躍中だ。

後編『フリーアナと老舗駅弁の二刀流「異色の社長」の素顔』では今井社長を紹介する。

宮武 和多哉:ライター

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