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鳥羽シェフが実践する「仕事でモテる2つの鉄則」 クライアントにアピールして「選ばれる」コツ

東洋経済オンライン / 2025年1月15日 19時30分

レストラン「sio」オーナーシェフ、鳥羽周作氏。書籍、YouTube、SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で「おいしい」を届けている(写真:『モテる仕事論』)

プレゼンテーションなどのビジネスシーンにおいては、いかにクライアントにアピールして「選ばれる」かが大事なこと。ミシュランガイド東京2020から6年連続で掲載されたレストラン「sio」のオーナーシェフ、鳥羽周作さんの著書『モテる仕事論』から、鳥羽氏がいかにして数々のレストランビジネスやプロデュース業を成功させてきたかのノウハウを一部引用・再編集してご紹介します。

恋愛も仕事も、すべては「人と人」

人生における「モテる」は、すごく大事なことです。それは恋愛でも大事ですが、仕事でもそう。

そもそも「モテる」とは、どういうことでしょう。僕は昔、モテるとは、たくさんの女性に好かれることだと思っていました。でも大人になって仕事をするようになって、どんなに多くの人に好きと言われても、自分がいいと思う人に言われないと意味がないことに気付いたのです。

結局、すべては「人と人」ということです。自分の意中の人に「この人と仕事をしたい」「この人のお店に行きたい」、そう思ってもらうことで、物事はいい方向へ動き始める。

僕があるクライアントさんと仕事がしたいと思った時、いかに自分がそのクライアントさんのことを好きか、強い思いを持っているかを伝える。それがとても大事なのです。そのために、相手がしてもらったらうれしいことを想像しまくって、きちんと言葉と行動で示していく。それが「モテる」ということです。

コラボさせていただく企業へプレゼンする時は、細かい情報収集が欠かせません。関連する本をすべて読み、徹底的に調べ上げます。すると、相手が何を大事にしているのか、何を課題にしているのかがわかってきます。その上でプレゼンを組み立てると、たいてい成功します。

逆にそれを怠ると、話になりません。薄氷を踏むようなことになる。相手を徹底して調べることは愛です。それは相手への興味を持つことだからです。

下調べして、ものすごく勉強する

僕がもし、あるレトルトカレーの会社と仕事をしたいと思ったら、まず日本のレトルトカレーを全部取り寄せ、実食して研究します。

すると、いろいろ細かいことがわかってくる。全部に共通する点、商品によって異なる点、売れている商品の特長、自分が漠然と考えていたのとは違っている点などが見えてきます。

自然と先方の特長もつかめます。「御社の商品の特長は、肉ににおいがなく柔らかいところ。レトルトでこんな肉、ほかではありませんよね」と言うと、先方は笑顔で「わかってもらえますか、うちの技術」ということになるはずです。

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