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「最後に逆転合格できる人」「できない人」決定的差 「合格する」と確信する人に共通する特徴とは?

東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分

受験生は直前の時期には、「とにかくいろんなことをやらなければならない」と考えてしまいがちです。この科目の勉強もしたい、あの科目の復習もしたい、とさまざまなことを考えてしまう人がほとんどです。

もちろんそれは悪いことではなくて、貪欲にさまざまな科目の勉強をすることで合格をもぎ取る受験生も多いです。しかし、本当にトップ大学を目指している受験生には、「捨てる」という選択も重要なのです。

冷静に考えて、受験生にはすべての科目の勉強を十分にできるわけはありません。時間的な制約もありますし、やり過ぎてしまって体調を崩してしまっては本末転倒です。「やる」という選択ではなく、勇気を出して「やらない」という決断も重要になってくるのです。それをしっかりと自分で考えて選んでいる受験生は、最後の最後まで伸びます。

「やらない」「捨てる」という選択が重要なのは、試験中においても同様です。どの大問も平等にたくさん時間を使って、全部の問題を解くことができるなら合格することも簡単でしょう。ただ、実際には試験には制限時間があります。

短い時間をやりくりする中で、「この問題には時間を割けない」「どうしても時間が足りないからこの問題は捨てよう」という判断も必要になってきます。もしかしたら、1年以上しっかりと対策してきた問題を、試験戦略上「捨てる」という選択をしなければならない場面も出てきてしまうかもしれないのです。

不合格になってしまう多くの受験生は、ここでどうしても「捨てる」という選択ができません。「解かない」という選択をとることができず、中途半端に解いてしまって、点数が全然取れないということがあるのです。人生がかかった大事な場面だからこそ、大胆になりきれず、捨てられないで落ちる人は多いのです。

「捨てる勇気」「やらない勇気」を持つ

ちなみに僕が2浪してしまったのも、そういう理由でした。どの科目も平等に時間を使っていて、どれかの科目を切り捨てるという選択をとる発想すらありませんでした。試験中でもそれは同じで、どの問題も平等に時間を使って、「この問題、手をつけないのはあまりにももったいないから、5分だけ解こう」とか考えて時間を無駄にしてしまっていました。

最後の最後で合格できるのは、「捨てる勇気」「やらない勇気」を持っている受験生だといえます。自分で「これはやらない」という判断ができる受験生が、合格をもぎ取るのです。

この「捨てる勇気」「やらない勇気」を持つために重要なのは、「自分で」考えるということです。他人の意見に流されるのではなく、自分で決めなければならない、というのがとても難しいところです。

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