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バカリズム「ホットスポット」早くも"怪作の予感" 前作「ブラッシュアップライフ」との共通点も

東洋経済オンライン / 2025年1月15日 13時0分

とはいえ、物語のすべてがシリアスにシフトされるのではない。その要素が根底にありながらも、表面的にはバカリズムらしいコメディがあり、笑って楽しめて泣ける、手に汗握るラストへつなげた。

職業あるある的なやりとりや、さりげないボケとツッコミの会話劇にヒューマンドラマを混ぜ込む、明るいコメディからの暗転となるシリアスへのストーリーの転調。シリアスとコメディが絶妙に融合するなか、怒涛の笑いと涙のラストが待ち構える。そんなバカリズムメソッドとも呼べるであろう、独自のドラマ構成の脚本術が、本作にも反映されていることが期待される。

第1話のフォーマットは、この先もしばらく続くだろう。会話劇のコントがメインになり、ちょっとした悪事や犯罪を清美が宇宙人(高橋)の能力を活用して解決していく。

そのパターンが積み重ねられていくうちに、それらが大きな流れのなかでひとつの線でつながり、壮大かつシリアスな物語へと転調する。そこで、高橋の存在理由や彼の恐ろしい正体と野望が明らかになるのではないだろうか。

高橋の正体は本当に宇宙人なのか?

そもそも高橋が本当に宇宙人なのかはまだわからない。腕力が強く、嗅覚が優れた猫背の地球人のおじさんなのかもしれない。宇宙人だとしたら、彼のルーツはどこであり、なぜ地球にいるのか。もしかしたら清美は、人類の未来をかけて戦うことになるのかもしれない。

『E.T.』ではなく、『インデペンデンス・デイ』なのだろうか。この先の見どころは盛りだくさんだ。

武井 保之:ライター

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