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韓国大統領が逮捕「最後まで国民とともに戦う」 内乱容疑で戒厳令発布から43日、現職大統領の逮捕は初

東洋経済オンライン / 2025年1月15日 15時0分

2025年1月15日、逮捕直前に撮影されたと思われる尹錫悦大統領の国民向けメッセージ(写真・韓国大統領室提供/ソウル新聞)

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が2025年1月15日、内乱罪などの容疑で逮捕された。2024年12月3日夜、尹大統領が「非常戒厳」(戒厳令)を発表してから、43日後のことだ。

韓国大統領府の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)秘書室長は、「大統領は官邸を出る直前に、『今この瞬間、私にとって最も重要なことは国民が傷つかないことだ。国民とともに最後まで戦う』と述べた」と明らかにした。

「国民が傷つかないために逮捕に応じる」

また鄭秘書室長は「私たちは自発的に出頭すると言ったが、(逮捕状を執行した)高位公職者犯罪捜査庁は逮捕状の執行を放棄できないと述べた。これに対し大統領は『最も重要なことは国民が傷つかないこと』と言って逮捕に応じることを決意した」と説明した。

1月15日、韓国憲政史上初めて、現職大統領として逮捕された尹大統領が「国民に捧げる言葉」というタイトルの映像メッセージを公開した。戒厳令発布以降、尹大統領が自らの立場を表明したのは、今回が6回目だ。

以下は尹大統領の「国民に捧げる言葉」全文。

私を応援し、多くの支持を送ってくださったことに本当に感謝の意を表します。

残念なことに、この国には法律がすべて崩壊しました。

捜査権のない機関に令状が発給され、また、令状審査権のない裁判所が逮捕令状と押収令状を発給するのを見て、そして、捜査機関が虚偽の公文書を発給して国民を欺く、このような違法、違法、違法が行われ、無効な令状によって手続きを強引に進めるのを見て、本当に嘆かざるをえません。

私は、このような不利益を被ったとしても、国民の皆さんが今後、刑事事件を経験する際には、このようなことがないことを願っています。

私は今日、彼らが警護保安区域に消防装備を動員して侵入してくるのを見て、不愉快な流血沙汰を防ぐために、とりあえず違法捜査ではありますが、高位公職者犯罪捜査庁への出席に応じることにしました。

「捜査を認めたわけではない」

しかし、私がこの捜査を認めるわけではありません。

大韓民国の憲法と法制度を守らなければならない大統領として、このように違法で無効な手続きに応じるのは、これを認めるのではなく、不名誉な流血沙汰を防ぐためという一心からのみです。

国民の皆さんがこれまで、とくに私たちの青年たちが自由民主主義の大切さを本当に再認識し、これに対する情熱を示しているのを見て、私は今は法律が崩壊して真っ暗な時代ですが、この国の未来は希望的だという考えを持つようになりました。

ソウル新聞

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