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「仕事と恋愛」に共通する"結果を出す人"の原動力 成否を分けるのは「能力や体力の差」ではない

東洋経済オンライン / 2025年1月16日 8時30分

このように、やりたいことが先に来ても、最終的にはまったく縁のなかったことが得意に変わるなんて、誰でもできることなのです。

得意から始めたことは、もう少し得意になる程度で終わることがほとんど。あなたなら、どちらを選びますか? その答えは自明ですよね?

恋愛にたとえて考えれば、すぐに腑に落ちる

「恋愛」にたとえると、「やりたい!」(=熱意)と行動の関係が理解しやすいと思います。相手のことが「本気で好きなので、どうしても会いたい」という熱意があるのなら、自分の仕事が忙しくても、相手が遠くにいても、会いに行く努力(=行動)を惜しまないでしょう。遠距離恋愛なんて、その典型です。

ですが、相手のことが「嫌いではないが、大好きというわけではない」「さほど関心がない」ときは、時間を割いてまで会いに行くことはないはず。

趣味で考えてもいいでしょう。ゲームを攻略するために睡眠時間を削ってのめり込んだことがある人も多いと思います。「おいしい」と評判の行列のできる店の前で、冬の寒い中で何時間も待ったという経験は1度や2度はあるのではないでしょうか。

受験だって一緒でしょう。得意な科目があるから受験するというケースもありますが、ほとんどの人が「その大学に入りたい!」という熱意があるから、得意じゃない科目が試験に入っていても嫌々でも勉強したはず。

同じことをしているのに、すぐに結果を出せる人と、まったく進歩せずに嫌気がさして途中でやめてしまう人がいます。両者の違いを生み出しているのは、能力や体力の差は二の次。実態は「本気度」の差が大半を占めるのです。

この考え方は精神論や根性論でもなく、古い考え方でもありません。ご自身の体験を振り返れば、誰でも頻繁にあることなのです。

「稼ぎたい額」が決まれば「やるべきこと」が決まる

「得意なことも、やりたいこともない」場合は、何を優先すればいいのでしょうか。この悩みを、一撃で解消する答えがあります。

それは、「いくら稼ぎたいか」で自分の目標を決めることです。

日本人は「お金を稼ぐ=汚いこと」と否定しがちですが、「お金」を前面に押し出すことは、決して卑しいことではありません。「稼ぎたいから頑張る」は、きわめて健全で正直な動機です。

もちろん、お金の所持量が多いほど幸せの量も多くなるわけではありませんが、それでも、ないよりもあったほうが断然いい。経済的に安定すれば「好きなことを選ぶ自由度が上がる」からです。

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