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マッチングアプリを使う時間帯に男女で決定的差 スマホユーザーの利用ログを解析した結果

東洋経済オンライン / 2025年1月18日 8時30分

こちらは平休日別に加えて、男女別に利用時間帯を集計しました。女性はどちらかというと利用が夜間に偏っているのに対して、男性の利用が集中する時間帯がいくつかあります。

サービスにもよりますが、マッチングアプリは男性のみ課金サービスが用意されていることがあり、料金を支払っている分、女性よりもこまめに様子を見ているのかもしれません。

ログデータ上では、男性は、女性の利用率が高い19時や21~22時にアプリ上での行動を行ったほうが、より対象者の目に触れてマッチする可能性があると考えられます。

メルカリが利用されている時間帯

最後の時間帯分析は、フリマアプリのメルカリです。こちらは先ほどと同様に平休日別に加えて、職業別での利用時間帯を集計してみました。

他の職業に比べて、専業主婦(夫)は終日高い利用率となっていることがわかります。その専業主婦(夫)が平日に最も利用しているのは16時で、これまで見てきた、さまざまなアプリのピークの時間とは異なっていることから、利用率の差(利用時間のピークの違い)は性別や年齢ではなく、ライフスタイルの違いによるものであることが見えてきました。

他の職業にも注目すると、12時・20~21時ごろ、とSNSや他アプリの利用時間帯とも重なる部分はありますが、朝の時間帯の利用は比較的少ないようです。

フリマアプリは多くの人が見ている時間帯に出品したほうが売れやすくなるため、出品はなるべく夜に行いつつ、その商品を使いそうな職業の人がよりスマホを使っている時間帯に出品すると落札確率が高くなるかもしれません。

利用時間帯からターゲットに響く投稿時間を考える

ここまで、スマートフォンの利用時間や時間帯をもとに、投稿者にとって有利になるタイミングを考えてみました。

今回のi-SSPのMBログデータでは、もちろんアプリの種類や利用者の属性によって最適な時間帯は異なる場合がありますが、全体的に見ると、夜の20~21時の時間帯はスマートフォンの利用が高く、多くのユーザーがアプリやソーシャルメディアにアクセスしていることがわかりました。

これらの時間帯はどのアプリにおいても人々の目に触れやすいと言えるため、投稿を行う際には最適な時間であると思います。投稿者としては、ターゲットとするユーザーのライフスタイルを意識しながら、このような時間帯を活用することで、メッセージがより届きやすくなる可能性があります。

脇田 光:インテージ メディアアナリスト

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