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「人に頼る」ことができる人ほど「人に頼られる」訳 苦手なことは「できない」と口に出してみよう

東洋経済オンライン / 2025年1月20日 12時0分

実はすぐれたリーダーほど、部下たちに「このリーダーの力になりたい」「リーダーを楽にさせてあげたい」と思われるように、すすんで自己開示をしています。そうすることによって、部下を育成し、部下が力を発揮する機会をつくっているのです。

自己開示をする絶好のタイミングは、自己紹介をするときです。初対面の人と会ったときに、自分が得意なことだけでなく、苦手なことも口にすると、相手の印象に残ります。

あとは、飲み会の席や休憩時間など、リラックスしたシーンでは話しやすいと思います。そういった場で、「実は、私はこれが苦手で……」など、打ち明けるのもよいですね。苦手なこと、できないことを共有すると、心理的な距離が縮まります。

勇気をもって、自己開示にチャレンジしてみてください。

返事は「はい」か「イエス」か「喜んで」

たとえばあなたが、行動している人から教えを受けたり、アドバイスをもらったりすることがありますよね。そういうときは、疑ったり否定したりせず、まずはそのまま受け入れて自分ができることは何か、考えてみてください。

行動できる人は、上司や先輩から何かアドバイスを受けて反論することは、まずありません。何か依頼を受けたときの返事も「はい」か「イエス」か「喜んで」です。

実際にどうやって実行するかとか、本当に実行するかという問題はあとから考えればよいことです。まずは与えられたアドバイスを、「とりあえず、やってみよう」「ありがたい」と受け入れる。ここが大事なポイントです。

積極的に行動している人のアドバイスは、しばしば常軌を逸しています。

聞いた瞬間はあなたも、違和感から「え、うそでしょ!?」「そんなの、やりたくない!」と、反発したくなるかもしれません。

それでも「ノー」と言わずにいったん、受け入れてみてください。

私自身の経験をお話ししましょう。

私は、2016年から月に一度、師匠のもとでコーチングを受けてきました。師匠は私に驚くような提案や、常識では考えつかないようなアドバイスをしてくれることが常でした。あるとき、師匠が口にした言葉に耳を疑いました。

「日本一のコーチを目指すなら、東京を拠点にしたほうがいいよ」

そのとき私は京都府綾部市に在住。中学生と小学生の子どもがいて、夫は単身赴任中で、家のローンを返済している最中でした。

しかも、コーチとしての月の売上は10万円あるかないかといったところ。とてもではないですが、東京に住むなんて無茶です。

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