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50代からうまくいく人が見据える「副業の考え方」 アルバイトやギグワークがすすめられない理由

東洋経済オンライン / 2025年1月21日 16時30分

そういった問題はいったん置いておいて、純粋に4000万円が不足するとしましょう。このとき65歳以上の夫婦は30年間、毎月11万円程度が不足する計算となります。

いずれ働けなくなるときがくるにしても、ある程度の預貯金を保有する家庭も多いはず。それを考えると、夫婦で毎月11万円を稼いでいくのは、困難な目標ではありません。

私の周りにも、1人で月10~20万円を稼ぐ人はいくらでもいます。

起業するなら「ブルーオーシャン」一択

やりがいを犠牲にしてまで儲けなくていいもう1つの理由は、大変だからです。

儲かる仕事は、顧客がたくさんいる仕事です。顧客がたくさんいるところでは、みんなが稼ごうとするので競争が激しくなります。50代が「レッドオーシャン」で若者に混じって勝ち抜こうとするのは困難です。

ましてや、これまでの本業とはまったく異なる分野で起業したりすると、ハンデ戦を強いられます。

前述したように、安易に飲食店に手を出すなどは危険な行為です。レッドオーシャンの上、本業で取り組む人が死にものぐるいでしのぎを削っているのですから。

起業するなら、ブルーオーシャンです。そこで欲をかかずにコツコツ稼ぐのがベストです。

40代までの私は「この仕事を受けたら、フィーが高い仕事はこなくなる。足元を見られたら困る」などと考え、安価なオファーを断っていました。

これは若い頃には必要な戦略でした。でも、今は金額にかかわらず「いい仕事」だと思えば、迷わずオファーを受けています。お金よりも人を育てたり、社会に貢献したりしたいという思いが強くなっているのです。

藤井 孝一:経営コンサルタント、アンテレクト取締役会長

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