「任天堂好きすぎ議員」超凄いコレクションの中身 浜口たかしさんの「趣味をきわめる生き方」
東洋経済オンライン / 2025年1月22日 9時20分
「最初に親に買ってもらったソフトは、『バルーンファイト』(1985年1月発売・任天堂)か『アイスクライマー』(1985年1月発売・任天堂)だったと思います。実家近くから隣の宇治市にある任天堂の工場を眺めては、地元に『こんなすごい会社があるんだ』と、子どもながらに誇りを持っていました」
コレクター魂の転機は初代『ドラクエ』
高校時代から大学時代にかけて、ゲームからは一時期離れた。しかし、社会人となってからは、ゲーム熱が再燃。ふと、任天堂のハードや関連タイトルを収集する“コレクター”としてのきっかけをつかんだ。
「10年ほど前、リサイクルショップで格安のファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(1988年2月発売・エニックス。現スクウェア・エニックス)が格安で売っていて、衝動買いしたんです。そこから、歴代シリーズが欲しくなり、揃ってからは別のタイトルも集めるようになりました」
コレクター魂に火が付いたきっかけは、初代『ドラゴンクエスト』だった。箱や説明書、カートリッジを包む袋までが揃ったいわゆる“完品”の入手は至難の業で、専門店を渡り歩いたという。
ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、Wii、そして、現行のNintendo Switch。今や、ハードはもちろん、関連タイトルのコレクションは「3000本以上」に及ぶ。
自慢のコレクションを揃えた棚は「メーカーごとのあいうえお順、さらに、タイトルのあいうえお順」で整列。
現在はニンテンドーDSに続き、ニンテンドー3DSのタイトル“全種類”を集めるのが目標で「今は400本ほどでしょうか。月々で少しずつ、集めています」と明かす。
ライフワークとなったゲームのコレクションは「ゲームを集めるゲームのようで楽しい」と、浜口さんは笑う。
ただ昨今では、レトロゲームもインバウンド需要の波に。海外ユーザーも古いタイトルを求めているため「入手競争が激しくなっているので大変」とも、吐露する。
大人になってもゲームに「ワクワクドキドキ」
浜口さんにとって、ゲームの魅力とは何か。幼少期から惚れ込む任天堂への愛と共に語る表情は明るい。
「幼い頃にふれたハードやタイトルの中古品を見ると、大人になってもワクワクドキドキしますね。なかでも、任天堂製品への思い入れはひとしおで。初代『スーパーマリオブラザーズ』(1985年9月発売・任天堂)や『ゼルダの伝説』(1986年2月発売・任天堂)などは発売から40年近く経っていますが、いまだに新作が発売されるたびにワクワクします」
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