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「マウントを取る人」に耐える"以外の"大人の対処 出世したとか、若い恋人ができたとか、お受験成功とか…

東洋経済オンライン / 2025年1月22日 9時0分

例えば今あなたが30歳で恋人が20歳だとします。20年後、50歳のときに、40歳の若い恋人がいるのだと、周囲にマウントを取れるでしょうか?それでマウントが取れないとき、恋人の価値は今より下がってしまうのでしょうか? 若さにこそ価値があると自慢する人は、若さで今の自分の無価値を認めているようなものです。

子どもが名門学校の受験を控えているのもそうです。ものすごく出来がいいお子さんがいても、子どもの意思を尊重して自由な進路を選択させる親御さんもいます。学歴がその後の人生の成功を約束する時代でもありません。

マウントを取って気持ちいいのは、一瞬の優越感によって、承認欲求が満たされるからです。一生部長や社長でいられるわけでもなければ、年下の恋人が永遠に年をとらないわけではありません。むしろ、そういった「今だけのこと」を自慢すれば、立場が逆転したときに痛い思いをするし、マウントを取られた相手との間に溝ができて、縁が離れてしまうこともあります。マウントを取るって、先のことを考えられない、やらかしに近い言動で、どちらかというと損なのです。

さて、あなたはマウントばかり取ってくる人たちと、今後も是非一緒に仲良くし続けたいでしょうか?私なら遠慮したいと思います。あなたが不快に感じたのと同じように、マウントを不快に感じている人も、その場所にはいると思います。

「類は友を呼ぶ」ということわざがあります。マウント合戦が好きな同級生たちには、同じような仲間がこれからも集まってくるでしょう。マウントを取らない同級生たちと仲良くした方が、今後の人生が楽しいと思いませんか?マウントを取る人に対しては「自己紹介ありがとう」と心の中でつぶやいて、スルーするのがいいと思います。

昔の友人は「はじめて会う人」と思うとちょうどいい

同窓会などで、昔友達だった人にマウントを取られたら、袂を分かつのには抵抗があるかもしれません。でも、本当に仲が良かった人たちって、同窓会などでなくても、普通に会えませんか? 私は学生時代に仲の良かった友人たちとは今でも縁があるので、わざわざ疎遠だった人たちに会いに、同窓会には行きたいとは思いません。

もちろん、当時は仲が良かったけど、やむを得ない事情で会えなくなった懐かしい人もいると思います。でも、何十年ぶりに出会う友達は、正直なところ、「はじめて会う人」くらいに思った方が気が楽なのです。相手への期待が少ない方が、性格が変わっていてもダメージが少ないんです。

逆の立場で考えてみてください。例えば小学校の同窓会で、あの頃のままでいてほしかったと無茶な期待をされたら、少々重くはないでしょうか?

大切なのは「今のその人」と友達になれるかです。だから、久しぶりに会った友達が、マウントを取るような嫌な人になっていたら、今後は仲良くしなくてもいいんです。ずっと会えなかった人です。「お互い、また別の場所で頑張ろうね!」と割り切って、今後も距離を置きましょう。

マウントを取られても、ダメージは受け取り方次第です。気にしないで流すこともできるし、相手から離れることもできます。無理して全部受け入れなくていいと思います。

Jam:漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

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