｢TikTok｣の代替になる？ひしめくアプリの実力 世界一のショート動画プラットフォームに何が

Flashes

Blueskyは「AT プロトコル」と呼ばれるSNSプロトコルを採用して、誰でも自由にサーバーを構築し、相互に接続できる分散型SNS。そのルーツはTwitterにあり、Bluesky独立時にはTwitterのCEOだったジャック・ドーシー氏が金銭面で支援もしていた。

動画投稿も可能で、TikTokとはやや違うが、テキスト、ビデオ、写真をシェアでき、ユーザー自身の興味に基づいたカスタムフィードを作って自ら参加することが可能だ。

Flashesはまだ開発中だが、Blueskyにアカウントを作っているなら、こういうアプリもあることは知っておくといいかもしれない。

Loops by Pixelfed

Pixelfedが開発しているTikTok風分散型SNSが「Loops」だ。LoopsもPixelfedと同様にActivityPubを採用しているため、リリースされれば、将来的にMastodonやPixelfedと相互にユーザーが交流できるようになる。

PixelfedやLoops、Blueskyは、ユーザーデータをサードパーティの広告主らに販売または提供したり、アップロードされたコンテンツをAIのトレーニングに使用しないと主張している。個人情報保護を重視するユーザーには、大事なポイントとなりそうだ。

BlueskyやXもTikTok風に

本稿執筆中にもBlueskyが同SNSに投稿された動画をTikTokのように縦画面、縦スクロールで連続して視聴できるカスタムフィード「Videos」が公開された。さらに、X（旧Twitter）はアメリカ国内ユーザー向けの機能として、アプリ画面下に表示されるタブに動画視聴フィードのアイコンを追加し、タップすることでTikTok風に同SNSに投稿された動画を視聴できる機能を追加すると発表している。

まさにTikTok代替の座を狙い、ひしめき合っている状況だが、果たして今後、どうなるのか。しばらく目が離せなそうだ。

タニグチ ムネノリ：ウェブライター