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「べらぼう」でも話題"非公開のロケ地"が凄すぎた 「つくばみらい市」に超リアルな江戸の街が出現

東洋経済オンライン / 2025年1月26日 11時0分

みらい平駅から車で10分ほど。ゲートから入ると、いきなり広がるのが「近現代エリア」。明治時代から昭和初期ぐらいまでの重厚な建物が立ち並び、建物の前の道路には「東京都電」が走っています。この「都電」は実際に撮影用に動きます。行先は「浅草橋」と記されていました。

コスプレイヤー向けイベントでは、エリア内の一角、映える路地裏で、『鬼滅の刃』や『るろうに剣心』、『ゴールデンカムイ』などの衣装に身を包んだコスプレイヤーたちが集まって、それぞれに撮影していました。

その奥には「中近世エリア」。ここから一転、江戸時代になります。ここでは、商店や茶屋のような江戸の街並みが中心で、アニメ『忍たま乱太郎』や外国人観光客に圧倒的な人気を誇る漫画『NARUTO』などの忍者コスプレがよく合います。

武家屋敷の立ち並ぶエリアもあり、その奥に見えるのが、時代劇の撮影で頻繁に使われる「大橋」です。

さらに「中近世エリア」の一番奥にあるのが、隅櫓(すみやぐら)と大手門。広々とした画角の撮影も可能であり、『どうする家康』でも登場した、印象的な場所です。

「ワープステーション江戸」は、外国人観光客を多く集める秋葉原や浅草から電車の乗り換えなしでアクセスも良く、バリエーション豊かな風景に身を置くことができるスポット。観光の側面でも、多くの人を集めるポテンシャルの高い場所だと言えます。

「吉原神社」で当時の名残を感じる

続いて、「つくばエクスプレス」に乗って「本物」の江戸へ。浅草駅から徒歩20分ほどで、あの遊郭のあった「吉原」に足を踏み入れることができます。『べらぼう』でも印象的なシーンが多数登場するここ吉原は、「蔦重」こと主人公の蔦屋重三郎が生まれた場所です。

徳川幕府によって、唯一「公認」されていた遊郭。昭和30年代に幕を下ろして以降、当時の建物はもちろん撤去されているのですが、実際に街に行ってみると、そこかしこに当時の面影が残っており、東京のディープな側面を感じることができます。

吉原大門跡(目印は柱のみ)を通り抜けて進むと、街の中心に「吉原神社」が。ここは、『べらぼう』でナレーションを担当している、綾瀬はるかさん扮する「九郎助稲荷(くろすけいなり)」のゆかりの地。縁結び、諸願成就、五穀豊穣の神様として、現在でも参拝客を集めています。

また、吉原はアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』(2021年~2022年放送)の舞台になったことでも知られています。しかし、アニメに登場するような、当時の遊郭らしい家々はすでになく、観光地と呼ばれる場所も少ないことから、聖地巡礼の観点では訪れる場所はあまりないかもしれません。

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