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「べらぼう」でも話題"非公開のロケ地"が凄すぎた 「つくばみらい市」に超リアルな江戸の街が出現

東洋経済オンライン / 2025年1月26日 11時0分

1月18日からは期間限定で、台東区による蔦重ゆかりの「江戸新吉原耕書堂」がオープン(2026年1月12日まで)。観光案内や土産販売を行うといい、『べらぼう』の舞台探訪者に向けた、吉原における観光の拠点になると期待されています。

そして、浅草から千住に北上する旧日光街道に向かって歩くと、同じく東京のディープな街として知られた「山谷(さんや)」地区に差し掛かります。ここは人気アニメ『あしたのジョー』の舞台となったところ。街角には、「あしたのジョー像」が突然現れます。

「耕書堂」が興った日本橋を歩く

さらに、浅草から地下鉄で9分(筆者は、徒歩で日光街道沿いを歩きましたが)、中央区日本橋へ。吉原から出た蔦重が「耕書堂」を開き、活躍した場所です。

ここはいうまでもなく、五街道をはじめとした日本の交通の起点。1603年に架橋されました。現在でも、橋のたもとには「日本国道路元標」が設置されていて、17世紀はじめに開設された魚河岸にも隣接し、江戸時代から多くの人が行き交っていた拠点です。

蔦重は、ここ日本橋で、書店兼貸本屋である「耕書堂」を興しました。地下鉄小伝馬町駅近くの旧日光街道沿いにあり、その跡地には説明看板が立っています。

跡地に近い老舗呉服問屋「イチマス田源」の2階には、『べらぼう』にちなんで、蔦重が開いていた書店兼貸本屋である「耕書堂」を復元したスペースが期間限定でオープンしています(2025年中オープン)。

他にも「あの名作」が撮影された

また、日本橋といえば、東野圭吾ファンにはおなじみ、あの加賀恭一郎シリーズの名作、ドラマ『新参者』(2010年)や、映画『麒麟の翼』(2012年)、さらに映画『祈りの幕が下りる時』(2018年)の3作品の舞台となったことで有名。

『麒麟の翼』では、日本橋そのものが登場し、ストーリーの大きなカギを握っています。同じく東野作品である映画『容疑者Xの献身』(2008年公開)でも、近隣の日本橋浜町あたりが舞台、ロケ地となっていることから、今でも多くのファンが聖地巡礼として訪れています。

大河ドラマで描かれる華やかな江戸文化。吉原、日本橋のほかにも、旧日光街道の街道筋には、浅草、千住、蔵前など、当時を感じることのできる魅力的な町が続いています。

舞台となった台東区、墨田区、中央区などでは、今年、さまざまな江戸文化を追体験できる取り組みが予定されています。『べらぼう』を機に、そんな江戸の世界観に引き込まれてみるものよいでしょう。

【非公開のロケ地】リアルすぎる江戸の街と、現在の「吉原」の様子(23枚)【写真を見る】

古関 和典:ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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