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デキる人ほど小学生レベルの言葉で差をつける訳 伝えたいことを届けるのに難しい言葉なんて必要ない

東洋経済オンライン / 2025年1月28日 14時0分

チエ:でも、昨日友達のサキちゃんと3時間LINE通話してたときは、取り留めもないことをダラダラ二人で話してたけど、お互い楽しかったよ?

メイメイ:それは、気の置けないお友達とのプライベートの時間だったからでしょう。ところでチエさん、今朝の通勤電車では何をしてましたか?

チエ:えっと……、スマホでYouTubeを見てたかな。最近ショート動画をよく見るんだけど、次から次へと動画が出てきて止め時がわからないんだよね。

あとは、仕事で発注するポスターの参考になるようなデザインがないか、電車内の広告も見てたかな。

動画も「言葉」でできている

メイメイ:そのYouTubeショートも、「言葉」でできていますよ。もちろん、広告もですよね。

チエ:ん? 言葉でできているって……?

メイメイ:動画や広告はビジュアルのイメージが強いメディアですが、分解していくと「何を」「どんなふうに伝えたいか」を「言葉」で考えた人が根本を作っているものなんです。

あるYouTuberが最近買った商品の魅力の紹介を動画にしたとします。その動画は、ある日突然勝手にできるわけではなく、そのYouTuberが商品のどこがいいのか、どんな言い方をすれば視聴者に商品の魅力が伝わるかを言葉で考えて、動画を作っているんです。

チエ:確かに、動画も広告も言葉があるからこそ、生まれる表現なのかも……。

メイメイ:街を歩けば看板広告。電車に乗れば中吊り広告。スマホでYouTubeを見ても、最初の何秒かは広告……。現代は「情報爆発の時代」なんていわれ方もします。特に、広告の洪水が凄まじいんです。

チエ:Xとか、Instagramを見ていても最近は広告が表示されているよね。そう考えてみると、私の身の回りって広告ばっかりなのかも!

メイメイ:情報爆発の時代には、あらゆる情報の送り手があの手この手で言葉を伝えようとしてきます。

YouTubeにショートが登場したり、TikTokが人気になったりしているのも、「短い動画で素早く言葉を届けたい」という送り手の思惑が現れています。

チエさんが見ていたYouTubeショートもそうですけど、TikTokも興味がないとすぐにスワイプして飛ばすから、複雑なものはどんどんスルーされてしまいますよね。

チエ:最近の動画って長くても1分くらいだし、1分ですら長いって感じることもあるんだよね。長い動画なんて、だいたい倍速で見ることの方が多いし……。

少しの言葉で多くを語りなさい

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