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TOP1%で合格の米国内科医が推す効果的な勉強法 大事なところに下線を引くだけで大丈夫?

東洋経済オンライン / 2025年1月29日 14時0分

習慣的にやっている勉強法が正しいかどうか、一度見直してみませんか?(写真:KiRi / PIXTA)

アメリカで内科医として働く安川康介さんは、慶應義塾大学医学部6年生のときに、日本とアメリカの医師国家試験を同時並行で勉強し、2つとも合格。受験時のアメリカの医師国家試験は平均182点、合格ラインが215点だったのに対し、安川さんのスコアは263点で、上位1%以内に入っていたと言われています。その安川さんが勉強法についてまとめたYouTubeの動画『最高の勉強法・効率的な覚え方』は390万回以上再生されるなど人気を呼んでいます(本記事は、安川さんの著書『科学的根拠に基づく最高の勉強法』から一部を抜粋、再編集したものです)。

どのように勉強するかが大事

現在、私は医師としてアメリカの病院で多様な人々と接しながら日々診療と医学生や研修医などの医学教育に携わっています。

【写真】YouTubeの動画『最高の勉強法・効率的な覚え方』が390万回以上再生されている安川医師

振り返ると日本で医者を目指し、アメリカの臨床医として働くようになるまで、そして医者になってからも、結構長い時間を勉強に費やしてきました。

そして、人生の限られた時間の中で、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんある中で、いかに効率的に勉強したら良いのかについても考えてきました。

私の経歴を見ていただくと、もしかしたら私の頭がとても良いのではないか、すごい記憶力の持ち主だったからではないかと思われる方もいるかもしれません。

でも、残念ながら私の頭は特別良いわけではありません。もともとの記憶力も高いわけではなく、むしろ低いのではないかと、自分で不安になることがあるくらいです。

そんな私がこれまでなんとかやってこられた大きな理由の1つ、それは、自分が行ってきた勉強法が、科学的にも効果の高い勉強法だったからだと思います。

とはいうものの、最初から私のやっている勉強法が、科学的に効果が高いのだとわかってやっていたわけではありません。あとになって学習に関する論文を読みながら、「なるほど、そんなことだったのか」、そう感じたことを覚えています。

「効果の低い勉強法」をやっていないか?

それなりに時間をかけて勉強しているのに「あまり覚えられない」「試験の点数が伸びない」という方は、「比較的効果の低い」方法で勉強してしまっていないか振り返ってみてください。

また、勉強が得意な人でも、なぜ自分が周りと比べて勉強ができているのか考えることによって、さらに効率的な勉強法ができるようになると思います。

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