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節約の達人が買い物に「行く場所・行かない場所」 一番つまらないのは「見栄を張る」ことだ

東洋経済オンライン / 2025年1月30日 9時30分

つまり、自分にとって何が一番大事なのかをいつも考えて、大事ではないことにはお金を使わないということが要諦です。

すると結局、一番つまらないのが「見栄を張る」ことです。人に自慢をしよう、誰かにマウントを取ろうといった気持ち、「あいつよりいいモノを持っている」などと、自他を比較するのは大変にいじましい精神で、節約には大毒であります。

節約の達人が愛用しているボールペン

ただ日常使う道具には、ともかく使いやすいもの、機能的に優れているもの、というところに十分意を用いますが、値段もブランドも、それには関係ありません。

たとえば、筆記具。私は常にパイロットの〈Vコーン〉という水性ボールペンを使っています。手紙に、ノートに、メモに、作図に、絵描きに、なんでもこれひとつ、それも赤青黒各色何十本も買ってあって、それを順々に使ってもう40年経ちます。一本80円ほどの水性タイプで、書き味が滑らかなうえに、水性だから油性インクのボタ落ちもしないので、もう筆記用具はこれがあれば充分。

私はこのペンに決めるまでに、いろいろと書き比べてみたのですが、コストパフォーマンスも含めてこれが圧倒的チョイスとなりました。趣味のペン画を描くのもこれです。あとは毛筆の〈ぺんてる筆携帯用=万年筆型のもの〉を常に携行していて、サインしたり和本に何か書いたりするときに使っています。

そうして、ふつうの文房具屋には、このVコーンは置いていないところも多いので、私はアマゾンでまとめて箱買いしています。赤、黒、青の3色を、つねに箱いりで用意しておいて、どんどん使い倒しています。じつに使いやすく、字がキレイにかけて、しかもともかく安価です。

デパートは利用しません

ブランドという意味では、私はデパートというビジネスモデルはすでに破綻していると思っています。なにしろ、地方のデパートはバタバタと潰れています。なぜかというと、ショッピングモールのようなものができると、デパートは、ビジネスモデルとして、もう太刀打ちできないからです。モールの中には、たとえばユニクロをはじめ、あれやこれやの専門店・食堂・レストラン・アミューズメントなどがあり、日本全国どこへいっても同じレベルのものが揃っている。けれど、それをデパートに求めるのは無理があります。

三越なども伊勢丹と合併してしまいましたが、それはデパートの20世紀的なビジネスモデルがすでに破綻しているからでしょう。昔はそれこそ「○○のデパート」なんて表現があったほどデパートに行けば、何でも揃っていた。地下には生鮮食品や弁当・惣菜、1階には化粧やレザー製品など、2階に行くとファッション関連等々と階ごとに専門分野が展開していて、その多くは、デパートのバイヤーが独自に買い付けてきた、あるいは開発から関わってきたデパート独自のブランドで構成されていたように思います。そして、さらに9階には食堂、屋上には小さな遊園地があったりなどして。デパートという一つの完結したワンダーランドがあったけれど、今はもう違います。

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