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ついに発表!5ドアの「ジムニー」265万1000円 「ノマド」のサブネームとともに4月3日発売へ

東洋経済オンライン / 2025年1月30日 12時30分

(写真:スズキ)

ついに、という感じでスズキが「ジムニー」の5ドア版を「ジムニーノマド」として、2025年1月30日に発表した。

【写真】どんなデザイン?5ドアのジムニー

ジムニー5ドアは、2023年6月にインドで発表され、いわゆるアジア・パシフィック地域、フィリピンやインドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国などではすでに発売されていた。待望の日本導入というわけである。

【写真】これを待っていた!ジムニー5ドア日本発売モデルの姿を見る(70枚)

フロントグリルは専用デザイン

5ドアのジムニーについては、これまで何度も社内提案はあったものの、実現には至らなかったという。それが、ついに市場の声に押されて実現したのだ。このノマドは、ジムニーの市場をさらに拡大するだろう。

1.5リッターエンジンを搭載する「ジムニー シエラ」をベースに開発されたノマド。ホイールベースを延ばして、車体を延長。後席の居住性を上げると同時に、荷室容量を拡大している。

外観上の特徴は、あえて書くまでもなくドアが2枚増えたことがひとつ。垂直のように切り立ったリアゲートと、スペアタイヤを背負ったスタイルは共通だが、リアクォーターウインドウが目をひく。

フロントグリルは、専用デザイン。ヘッドランプも収めたパネルはガンメタル塗装で、スズキが呼ぶところの5スロットには、クロームの縁取りが加えられている。

ウェブなどで事前に流れていた噂では「ジムニー5ドア」などとされていたが、正式名は「ジムニー ノマド」となった。

ノマドという名称に、懐かしさを感じる人もいるだろう。1990年に発売された「エスクード」の5ドア版が、「エスクード ノマド」であった。

ノマドとは、大陸の遊牧民を指す言葉。今はオフィスにこだわらず、さまざまな場所で仕事をするビジネスマンなどをノマドワーカーなどというけれど、1990年当時は、世界の先住民族をイメージしたものだ。

世界の民族文化への関心が高まったときでもあり、オフロード志向のモデルと、なんとなく相性のいい概念だった記憶がある。

今回のジムニー ノマドのネーミングにおいて「エスクード ノマドを意識しました」と言うのは、スズキ商品企画本部の佐々木貴光チーフエンジニア。「移動に対する自由という意味合い」だそうで、ノマドのサブネームに愛着があるようだ。

ホイールベースを340mm延長、後席の居住性をアップ

ベースとなったのがジムニー シエラだといっても、共用するのは、フロントスカットル(エンジンルームとキャビンの間の隔壁)より前で、キャビンから後ろは、幅を切り詰めた前席用ドアを含めて新設計だ。

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