「人前での話し方」劇的に上手くなる簡単秘訣 「伝説の家庭教師」が教える"凄いノウハウ"は?
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 11時30分
NHKのアナウンサーの話す速さは、1分間に300〜350文字とされていますが、じつは人は、1分間に450文字程度の話も理解できると言われています。
あまりにゆっくり話を聞かされると、脳が飽きてしまうのです。
(32〜33ページより)
そのため、相手を飽きさせない程度にスピーディーなテンポで話すことが望ましいのだろうが、それは「まくしたてるように話せ」という意味ではない。
話し方については、あくまで“メリハリ”が大切なのである。
声はメリハリが9割! キーワードと「2N」は…
声はゆっくりであればいいというわけでもなく、かといって大きければいいというわけでもない。スピード、高さ、大きさ、抑揚、間を工夫し、メリハリをつけることがポイントだそうだ。
人は変化がない状態では脳が睡眠状態に入るようにできているため、声に抑揚をつけ、聞き手にその音色を楽しんでもらうことが重要な意味を持つという。
そのためには、次のようにして声に抑揚をつける工夫をすることが大切だそうだ。
[1]スピードで緩急をつける
全体的にはスピード感を維持して話を進めつつ、「ゆっくり、ハッキリ」も意識しながら話すべき。
上述のように「ゆっくり」だけでは単調になってしまうが、だからといって速ければいいということでもなく、緩急をつけてバランスよく話すことが大切だということだ。
[2]「声の高さ」を変える
高い声は若々しさや親しみやすさを、低い声は威厳や力強さを表せるなど、声の高さによって印象を変えることができる。
したがって、与えたい印象に応じて声の高低をコントロールできるようになれば、効果的に伝えることが可能になる。
[3]「声の大きさ」を変える
「ずっと大きな声」「ずっと小さな声」ではなく、声に強弱をつけることが大切。時に大きく、時にささやくように話すことでメリハリがつき、キーワードを際立たせることができるからだ。
そうすれば、聴衆の注意をひきつけることが可能になるのである。
[4]「声色」を変える
セリフのシーンを読み上げるときなどには、落語のように“登場する誰か”になりきり、声色を変えて話してみるのも効果的。
[5]間をとる
伝えたいことを効果的に伝えるために、「間」をとることの重要性はよく引き合いに出されるもの。具体的には、キーワードの前で2秒の間をとり、言葉を際立たせるといいそうだ。
[6]「2N」(NumbersとNames)を強調する
ここでいう2N、すなわち“NumbersとNames”とは、文字どおり「数字」と「固有名詞」。
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