1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

べらぼうで脚光「平賀源内」才能溢れる彼の失敗 今風にいう「フリーランス」としても活躍した

東洋経済オンライン / 2025年2月2日 8時30分

さすがに意気消沈してもおかしくはない。だが、源内は「製鉄で用いた木炭を、事業にできるのではないか?」と考えた。本来は鉄の運搬のために改修した道路や河川を、別の目的で活用しようとしたところが、アイデアマンの源内らしい。

だが、この木炭生産事業も頓挫してしまう。資金不足から問屋をからませたところ、利益が少なくなってしまったのである。

やがてエレキテルへと向かうことに

これだけ源内が不屈の魂を持ちえたのは「せっかく脱藩して自由になったのだから」という思いがあったからだろう。

失敗できるのは、挑戦している証拠だ。源内の果てしない好奇心は、やがてエレキテルへと向かうことになる。

【参考文献】
芳賀徹『平賀源内』(朝日選書)


新戸雅章『平賀源内』(平凡社新書)
鈴木俊幸『蔦屋重三郎』 (平凡社新書)
鈴木俊幸監修『蔦屋重三郎 時代を変えた江戸の本屋』(平凡社)
倉本初夫『探訪・蔦屋重三郎 天明文化をリードした出版人』(れんが書房新社)
後藤一朗『田沼意次 その虚実』(清水書院)
藤田覚『田沼意次 御不審を蒙ること、身に覚えなし』(ミネルヴァ書房)
真山知幸『なにかと人間くさい徳川将軍』(彩図社)

真山 知幸:著述家

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください