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早起きの利得は「他人時間に巻き込まれない」から なぜ「自分時間」を夜にもってくるとダメなのか?

東洋経済オンライン / 2025年2月3日 9時30分

早起きが生み出す具体的なメリットと、そのための夜時間の使い方をご紹介します(写真:アン・デオール/PIXTA)

1日のうちに「自分時間」はありますか? 朝活コミュニティ「朝渋」代表の井上皓史氏は、「早起きこそが自分のペースで過ごせる時間を確保できる方法だ」といいます。本稿は同氏の新著『がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』より、早起きが生み出す具体的なメリットと、そのための夜時間の使い方をご紹介します。

早起きは、自分でコントロールできる時間を生み出す

「早起きのメリットってなんですか?」

よくこんな質問をうけます。この質問に答えるなら、「静寂から1日をスタートできること」だと思います。「静寂」とは、周りが動いていない状態です。

想像してみてください。朝起きた瞬間、いきなり渋谷のスクランブル交差点に立たされていたら? 情報量が多すぎてカオスな状態ですよね。

朝、時間ギリギリまで寝ていて慌てて家を出るというのは、この感覚に近いのではないでしょうか。起きた瞬間に、いろいろな情報の渦に放り込まれ、自分ではコントロールできない状態です。

ここから1日がはじまると考えると、これは結構、疲れますよね。そうではなく、早起きをして、周りが動き出す前の「静寂」の時間をつくります。

この時間は、自分でコントロールできる時間です。周りに流されずに、自分で意思決定ができる時間です。

逆に言えば、朝以外に自分でコントロールできる時間をつくるチャンスはほぼありません。

家族やパートナーが起きてきて、仕事や家事がはじまると、自分が時間をコントロールできる状態ではなくなります。SNSやLINEなどのツールは24時間つながっているので、それが動きはじめると、いつどこにいても画面に表示されるメッセージに意識や時間を奪われていきます。

実際、1日のほとんどは「他人時間」になりがち。忙しい毎日の中で「他者とのかかわりのない時間」をつくるのが難しいということは、みなさんお気づきだと思います。

ですから、「他人時間」に巻き込まれる前に、自分がコントロールできる時間を意図的につくって1日をスタートするというのは、その日のあり方を決める重要なことだと思っています。この他人の意思の及ばない、自分でコントロールできる時間こそが「自分時間」です。

1日のはじまりに、他人に干渉されることなく、自分がやりたいことを自分のペースでできる時間がある。早起きによって生まれた朝の「自分時間」によって、「ごきげん」な状態からその日をスタートさせることができます。だから私は、早寝早起きを実践しているのです。

ノイズの多い夜はNG

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