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「財務力が強い上場企業ランキング」トップ300 フジ・メディア・ホールディングスの順位は?

東洋経済オンライン / 2025年2月3日 7時30分

3位は昨年5位から上昇したルネサスエレクトロニクスの3811点。自動車向け半導体メーカー大手で自動車用マイコンのシェアは世界首位だ。積極買収で製品群多様化を推進。半導体市場好況の中、2020年12月期の売上高7156億円が2022年12月期には1兆5008億円に増加するなどで、上位を維持している。

4位は昨年4年ぶりに首位に返り咲いた東京エレクトロンがダウン。総合得点は3810点だった。半導体製造装置で世界3位の同社だが2024年3月期の利益減少が響いた。ただ、2025年3月期は絶好調で返り咲きの可能性もある。

5位は昨年2位の中外製薬(3786点)。同社も12月決算のため、2023年12月期までが対象となる。コロナ治療薬「ロナプリーブ」の売り上げ減少などが影響して、ここ数年見られた高成長は難しくなってきた。だが、2024年12月期以降も新薬効果で安定成長の見込みとなっている。

6位は日本郵船が、昨年3位からダウン(3783点)。川崎汽船同様、コロナ禍での好業績で156位から8位、3位と上昇してきたが、2024年3月期は定期船や物流などの低迷で減収減益となり順位を下げた。

7位は信越化学工業(3782点)が4位からダウン。半導体シリコンウエハで世界首位の同社は半導体好業績が貢献していたが、2024年3月期は採算悪化などで営業減益。成長性が898点から856点に下がるなど昨年比で微減となった。

同じく7位にキーエンスが昨年9位から上がった。以下、9位コマツ(3775点)、10位SUBARU(3769点)が続く。

11位以下で大きく順位を上げたのは、105位→15位の東海旅客鉄道(3738点)、146位→18位の三菱自動車(3727点)、211位→41位のオリエンタルランド(3645点)などだった。

フジ・メディア・ホールディングスの順位は?

話題のフジ・メディア・ホールディングスは226位の3278点。成長性726点、収益性876点、安全性853点、規模823点だった。2024年3月期の売上高は5664億円、営業利益335億円、営業利益率5.9%と利益率は並の水準。営業利益はサンケイビルなどの都市開発・観光事業が195億円、メディア・コンテンツ事業が157億円で不動産が上回っている。

主要業種のトップ企業は昨年同様の業種も多くトップ変動は6業種。そのうち3業種をご紹介する。

鉄鋼/非鉄金属/金属製品は11位日本製鉄(3760点)が昨年トップの住友金属鉱山(総合26位、3705点)を逆転。輸送用機器は10位SUBARU(3769点)がいすゞ自動車(同13位、3743点)を抑えトップに。情報・通信業は13位NTTデータグループ(3743点)がLINEヤフー(同35位、3656点)を上回った。

業種別トップ企業の一覧

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