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東大生分析「英語と日本語」同じ言葉でも違う意味 英語と日本語では「魔女」も受け取る印象違う

東洋経済オンライン / 2025年2月5日 10時0分

ちなみに、ジブリ作品で有名な「魔女の宅急便」の英語名をみなさんはご存じですか?「Kiki's Delivery Service」です。主人公であるキキの宅配サービス、といった英訳になっています。直訳で「魔女」=「Witch」を使わないように翻訳されているわけですね。

他にも英語と日本語でニュアンス異なる言葉

このように、英語と日本語で、全然ニュアンスの違う言葉が存在します。こちらが想像していたのとは異なる意味で伝わってしまう、なんてことも多いのです。

また、英語と日本語で、プラスの意味とマイナスの意味が逆になってしまう言葉も存在します。

例えばみなさんは、「プライドが高いやつ」と聞いたら、どんな印象を持ちますか?

「なんかいけすかないやつなんだろう」という意味で受け取りますよね。これは、「pride」という言葉が、英語だとあまりいい意味としては扱われず、「自尊心」とか「傲慢」とか「思い上がり」なんて意味で使われることが多いからだと考えられます。

もちろん「誇り」というプラスの意味で使われることもあるのですが、悪いイメージで使われることが多いので、カタカナ語の「プライド」も「傲慢」という意味で使われているわけです。

それに対して、日本語の「矜持」という言葉はどうでしょうか? 自分の能力に対して抱く誇りのことを指す言葉ですが、これも英語に直すと「pride」になります。

こちらは、日本語では悪い意味で使われることはほとんどありません。むしろ「彼には矜持がある」と言えば「信念を突き通すような強い思いがある」というような意味として扱われます。

「プライド」と「矜持」は、同じような意味でありながら、別のものとして扱われる場合が多いわけですね。

外国のニュースもより理解できるように

英語と日本語で、意味は同じだけれど、ニュアンスが違う言葉はほかにもいくつか存在します。

「ナイーブ」と聞くと、「繊細な人」といったニュアンスで、日本ではあまり悪いイメージがありませんが、英語の「naive」は「世間知らずで騙されやすい奴」という意味になります。

簡単に相手に「あなたはnaiveだね」というと、相手のことを侮辱することになってしまうかもしれないのです。

この微妙な違いを理解すると、外国のニュースでも、外国人と話しているときでも、話をよりよく理解できるようになるかもしれません。参考にしてみてください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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