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レビューは賛否なのに大人気のホラーゲーム 遊ばなくても楽しい? 評価の二極化が示すゲーム市場の変化

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 14時30分

人気ホラーゲーム『ポピープレイタイム』最新チャプターが配信された。しかし、評判の割れ方が奇妙な様相を呈している(画像はYouTubeより)

人気ゲーム『ポピープレイタイム』の新たな章となるチャプター4が発売され、大きな盛り上がりを見せている。

【写真で見る】グラブパックと呼ばれるおもちゃの手で仕掛けを解いていく、というのが基本ルール

『ポピープレイタイム』は世界的に人気のホラーゲームで、海外はもちろん日本のYouTuberたちも競うかのように実況配信を行っている。当然、再生回数はどれもかなり多い。

動画のコメントを見てみれば、「このゲームを楽しみに待っていた」だとか「すぐに動画が見れてうれしい!」などと喜びの声で溢れている。

一方で、PCゲームを販売するプラットフォームSteamにおいて、本作のユーザーレビューは「賛否両論」(どちらかといえば否定的な評価)にとどまっている状況だ。

これは意見が割れているというだけではなく、「ゲームが好きな人」のなかにおいても大きな変化が起こっている証左といえる。

舞台は恐怖のおもちゃ工場、リアル連動企画も

『ポピープレイタイム』は、ロサンゼルスを拠点とするMob Entertainmentが開発しているゲームだ。廃墟となったはずのおもちゃ工場を探検するホラーゲームで、2021年からシリーズが続いている。

特徴は、やはりおもちゃが大きく関係してくるところだ。プレイヤーは「グラブパック」と呼ばれる伸びる手のおもちゃで障害を取り除いたり、パズルを解いて工場の奥深くへと進んでいく。

そして、先に進むとおもちゃたちが牙を向いてくる。おもちゃたちは一見するとかわいいのだが、口を開けると牙がずらりと並んでいたり、あるいは恐ろしい姿に変身してしまい、揚げ句にプレイヤーを殺して食べようとするのだ。

特に「ハギーワギー」と呼ばれる青いキャラクターのデザインが秀逸で、このシリーズの代名詞といえる存在になっている。以前執筆した『スプランキ』の記事でも触れたが、マスコットホラーと呼ばれるジャンルの代表作といえるだろう。

また、ARG(代替現実ゲーム)を仕掛けているのもポイントだ。

代替現実ゲームとは、日常生活にゲームの要素を盛り込むというもの。たとえばインターネット上に奇妙なサイトが公開されていて、それを調べるとゲームの新情報が明らかになるなど、特別な仕掛けがゲーム外に用意されているものだと考えてもらっていいだろう。

残念ながら日本向けではないのだが、現実に『ポピープレイタイム』に関する謎解きが発生し、アメリカのどこかに特別なメッセージが埋められているといった仕掛けが用意されていたようだ。

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