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東大の入試で「ただの知識問題」が問われた驚き 日頃からニュースを見ることで答えがわかる

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 7時15分

「なぜ今このような問題が生じているのか?」という疑問は、誰しもが一度は考えたことがあるはずです。

しかし、実際にそれを調べて、オスマン帝国の歴史にまで遡って考えた人が、いったいどれだけいたでしょうか。東大はこの問題を通して、現在の出来事について考えるとき、その歴史的背景まで含めて考えることができるかどうかを問うているのだと思います。

試験対策では「節目の年」にも要注意

2025年現在も中東情勢は混沌としています。また、祖国を持たないクルド人が世界各国に移住しており、日本でも現地住民とクルド系移民との間でさまざまな軋轢が生じています。

2019年当時、これらの問題は現在ほど大きく報道されているニュースではありませんでしたが、現在のような事態が起こる可能性は十分にありえたということが、この問題からもわかります。

ちなみに、この問題は「1989年(平成元年)の冷戦終結宣言からおよそ30年が経過した。」という一節から始まっていますが、このような節目の年はニュースで話題になりやすく、さまざまな学校の入試問題で題材になりやすいと言えます。受験生は必ず押さえておくとよいでしょう。

今回取り上げた2問は、いずれもニュースの背景を理解し、深く考える力を問う問題でした。ニュースを学ぶことは単なる受験対策にとどまらず、社会の現状を理解し、未来を考える力を養うことにもつながります。特に東大の入試問題では、受験生にそのような視点が強く求められているのです。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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