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リタイア後の人生「失敗する・成功する人」決定差 大企業を早期退職し、カフェを始めたものの…

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 9時30分

「リタイア後の選択で成功した人・失敗した人」について考察していきます(写真:shimi/PIXTA)

結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。

共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。

そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。同書は7刷3万部を突破するベストセラーになっている。

著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。

その松尾氏が「リタイア後の人生」について解説する。

「リタイア後の生活」は20〜30年もある

60代、70代はまだまだ高齢者とはいえないほど元気な人が多い昨今。

【話題の書籍】「この1冊読めば、老後の心配がなくなる!」と好評の7刷3万部のベストセラー『「おふたりさまの老後」は準備が10割』

日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳となっています(厚生労働省「簡易生命表」2023年)。

ちなみに、男性の4人に1人以上、女性の半数以上が90歳まで生存しています。

60〜70歳でリタイアして90歳まで生きると考えれば、「リタイア後の生活」は20〜30年もあることになります。

第2の人生ともいえるリタイア後をどう過ごすか。

これは人生100年時代を生き抜いていく私たちにとって、大きな課題でもあります。

今回は「リタイア後の選択で成功する人・失敗する人」の決定的な差について考察していきます。

まず、長年教職に就いていたKさんのパターンをご紹介しましょう。

「憧れの車」でドライブや旅行を満喫した

Kさんが退職してから叶えた夢は、若い頃から憧れていたスポーツカー「フェアレディZ」の購入でした。

「年をとると乗れなくなるだろうから、元気なうちにどうしても実現したかった」

Kさんはそう言って、夫婦でドライブや旅行に出かけるなど、10年ほど思いきり好きな車を楽しんだのです。

現在は小回りのきく軽自動車に乗り換えましたが、好きな車に乗っていた頃を思い出しながら、お酒を飲むのが楽しみなのだそうです。

これは、とても素敵な第2の人生の選択といえるのではないでしょうか。

長年働いてきたごほうびに、期間を決めて好きな車に乗るくらいの贅沢は悪くありません。

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