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映画「1ST KISS」も"ホテルで名作が生まれる"ナゼ 各地の「ロケ地となったホテル」を巡ってみた

東洋経済オンライン / 2025年2月9日 13時30分

旧青梅街道に沿った山梨市市街の古い町並みには、明治期に「鉄道王」といわれた地域の名士・根津嘉一郎の生家を保存、展示している「根津記念館」があります。古い日本家屋がとても美しい状態で保存されており、一般に開放されています。

ここはドラマ版『ゴールデンカムイ』(2024年)のロケ地にもなったことから、聖地巡礼で訪れる人も多いとのことです。

中心市街には、ご当地グルメとして有名な「ほうとう」の人気店「歩成(ふなり)」があります。山梨県産の具材にこだわった、「黄金ほうとう」が絶品です。

あの名作ドラマ『HOTEL』の舞台は今

さて、ロケ地であるホテルが印象に残る作品といえば、ドラマ『HOTEL』(1990年~)をおいては語れません。高嶋政伸さんが主演した石ノ森章太郎さん原作の漫画の実写化で、まさにホテルを舞台とした名作ドラマの先駆けといえるでしょう。

千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルの1つ、「ヒルトン東京ベイ」。ここが、一流のサービスを提供する「東京プラトン」として、ドラマの舞台となり撮影されました。

高嶋さん扮するホテルマン・赤川一平が、職場で一緒に働く仲間たちやさまざまなお客様と出会いながら、成長していく物語です。「姉さん、事件です!」で始まる名ゼリフは、当時大変流行しました。

すでに放送から30年ほどの年月が経ちますが、建物自体は当時と変わらず壮大で、ロビーの内装も豪華な雰囲気が変わっていません。ドラマの中の定番シーンの舞台でもあった、2階からロビーに降りてくる階段は今でも残っています。

ディズニーリゾートに向かうファミリー層だけでなく、国内外からのビジネス需要にも対応。巨大なバンケットルーム(パーティー会場)を備え、多くの国際会議や大規模なイベントが日々開催されています。

また、木村拓哉さん主演のドラマ『BG~身辺警護人~』(2018年)のロケ地としても話題になりました。

さらに、近隣のディズニーオフィシャルホテルも、多くのドラマや映画のロケ地となっています。

「ホテルオークラ東京ベイ」では、スペシャルドラマ『古畑任三郎ファイナル』(2006年)やドラマ『花より男子2』(2005年)、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」では、映画『THE有頂天ホテル』(2006年)などが撮影されています。

原作者・東野圭吾もお気に入りのホテル

場所は東京に移り、地下鉄半蔵門線・水天宮前駅直結の「ロイヤルパークホテル」。ここは、東野圭吾の同名のミステリー小説を映画化した『マスカレード・ホテル』(2019年)のロケ地となりました。「ホテルが舞台になった名作映画」の1つとしてその名を刻んでいます。

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