仕事でイキイキしている人が例外なく持つ"特徴" キャリアで「選択肢がない状態」が一番こわい
東洋経済オンライン / 2025年2月12日 10時0分
もう何年も前からトップティアの大学出身者の間で最初のキャリアとして戦略コンサル会社を選ぶヒトが増えている。
実際に就職人気企業ランキングなどで、会社の規模や採用人数からするといわゆる大手企業よりも極端に小さいし少ない戦略コンサル会社が入っているケースは非常に多いし、毎年のようにその傾向が強まってきている気がする。
もちろんそういった学生の意識や行動の背景にあるのは、出来る限り早い段階で、専門的な能力を身に付け、「その他大勢」に埋もれることのない一流のビジネスパーソンになりたい、という考えであろう。
ここでのキーワードは「短期間」であり「専門性」であり「ユニークネス(ユニークなキャリア)」である。
MBA取得者に広がる“現地就職”
そして海外の一流MBAを卒業する日本人の間で、卒業後に帰国せず現地にそのままとどまり、日本とビジネス上の関係があるか否かにかかわらず、現地企業に就職するヒトが近年増えている。
当然その場合は現地ネイティブの学生と対等に、いやむしろ企業にとっての採用コストなどを考慮すると対等以上の能力や専門性、ポテンシャルを有している必要がある。
ここでのキーワードは「専門性」であり「ユニークネス」である。
前者の新卒の学生と後者のMBA卒業生の違いは、当然後者においてはすでに専門的な経験やスキルを有しているという前提があるか否かである。
なお、当然のことであるがここでいう「専門性」とは、ある特定の企業や業界でしか通用しないようないわゆる専門性(というよりも特殊性)ではなく、個人に紐づき、横展開が可能(つまり転職先や異業種でも通用するような)で、なおかつ拡張性の高い経験やスキル、という意味である。
したがって前者の新卒が、「短期間」で「専門的な経験やスキル」を「獲得」することを目的とするのに対して、後者は同じ「専門性」であっても、すでに有している「専門性」を「駆使して」、さらにその経験やスキルを高めることを目的としている、という違いはある。
コンサル志望学生とMBA取得者の共通点
違いはあれども、両者には共通点がある。
それは、「キャリアを主体的に開拓していきたい」という前向きなモチベーションであり、「将来的なキャリア上の選択肢をより幅広く持ちたい」というマインドであろう。
失われたウン十年の「ウン」の部分が次々と更新されていく現在の日本において、もはや一時期の前提や常識が未来永劫と続く、という前提に立つことは非常に難しい。
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